AudienceOne®とは
AudienceOne®(オーディエンスワン)は、1億を超えるデバイスのIDなど膨大なデータを保有し、そのデータを解析して高精度な3rdパーティデータを生成/提供する国内最大級のデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)です。
オンラインデータに限らず、購買履歴や位置情報などのオフラインデータとも連携し、CRM、広告配信結果、パネルリサーチ結果など、さまざまなデータの統合や分析、可視化が可能です。また特許技術による、デバイスやチャネル間のクロスデバイス推定機能も特長です。
AudienceOne®の取り組み
現在のデジタルマーケティングは「ポストクッキー時代」「生成AIの台頭」など環境変化は目まぐるしく起こっております。
AudienceOne®は最先端の技術を活用しながら、機能実装を行うことで、新しい提供価値を生み出し続けてます。
ポストクッキー問題への対応としては、クッキーに依存しないユーザー識別判定を行う共通IDソリューション「AudienceOne ID®」を提供しています。
顧客アプローチの課題
生活者の購買決定までにはさまざまな検討フェーズ、デバイス、チャネルが複雑に絡み合うようになり、生活者の購買行動を予測することが難しくなっています。
また、生活者は複数のデバイスやブラウザを使い分けているため、それぞれのIDが分断されて同一ユーザーとして識別することが難しく、「行動プロセス」が捉えにくくなっています。
このような状況を受け、「顧客の行動プロセスを踏まえたマーケティング戦略」を意味する「フルファネルマーケティング」の重要性が認識されるようになりました。
顧客の行動プロセスをひも解くデータ
「フルファネルマーケティング」実現には顧客の行動プロセスを把握する必要がありますが、その行動プロセスをひも解くのが「顧客データ」となります。
顧客データは、サイト訪問履歴、会員情報、購買履歴などの各企業が自社で集められるデータ(1stパーティデータ)と、外部のデータソースから収集される属性、地域、興味・関心などのデータ(3rdパーティデータ)に分類されます。それらのデータを蓄積し、活用するのが、DMPです。
AudienceOne®の特長
AudienceOne®は、約4.8億のユニークブラウザから収集した2兆を超えるオンライン行動データの量、研究機関との共同開発や特許取得技術により向上した推計技術によるデータの高い質、および約1,400種類の嗜好性データ、郵便番号データ単位での位置情報データなど多岐に渡るデータ項目を保有しています。
大量のデータを保有していても、生活者がいくつも保有するIDを同一ユーザーとして識別することができなければ、顧客の行動を捉えることは困難ですが、AudienceOne®の「推定クロスデバイスモデル」では、分断されたID情報の統合が可能となります。このモデルはHakuhodo DY ONE独自のロジックで開発しており、特許を取得しています。(特許第5891331号 「情報処理装置、情報処理方法及びプログラム」)
また、AudienceOne®ではWeb・アプリから取得した1stパーティデータだけではなく、膨大なオンライン行動データから構築した推定データやパートナー企業のデータ(2ndパーティデータ)から、用途に応じて必要なデータを利用できます。 これら量・質・種類が伴ったAudienceOne®のデータと貴社のデータを「統合・管理」し、「分析」を通して、マーケティング用途に応じて「活用」することが可能になります。
AudienceOne®の活用
AudienceOne®のデータを活用することで、広告によるアテンションやアクイジションから、CRMによるリテンションやエンゲージメントまで、マーケティングファネル上の各課題、各施策に応えることが可能になります。
エンゲージメント領域では「AudienceOne Discovery®」、アクイジション領域では「AudienceOne Connect®」、さらに全領域で「カスタムレポートサービス」として活用ができます。
AudienceOne ID®︎
共通 ID ソリューション「AudienceOne ID®」によって、ポストクッキー時代においてもクッキーに依存せず、従来のデジタルマーケティングを実現します。
AudienceOne Discovery®
貴社のデータにAudienceOne®の3rdパーティデータを付加してCRM領域でのデータ活用、データ提供を行います。離反予備軍の発見、アップセル・クロスセル、およびLTV(ライフ・タイム・バリュー)向上アプローチを可能にします。
AudienceOne Connect®
広告領域でのデータ活用、セグメント連携によって、より高精度な広告のセグメント配信を行います。見込みユーザーの発見、ターゲティング広告、および新規獲得アプローチに役立ちます。
AudienceOne® DataExchange
3rdパーティデータのほかに、2ndパーティデータとして提供された「パートナーデータ」をセグメント単位で購入し、各プラットフォームへ連携することで、各パートナーデータの特長を活かしたターゲティング配信を可能にします。
AudienceOne Xross®
クロスデバイスサービス「AudienceOne Xross®」によって、デバイスを横断したID変換が可能になり、デバイスごとに蓄積されているデータを統合して管理することができるようになります。これによって、広告配信や顧客分析など、幅広いマーケティング分野での活用が可能になります。
カスタムレポートサービス
従来のWeb管理画面やWeb解析の定型レポートのみでは見逃してしまう課題やヒントに対して、専任のデータ解析エキスパートにより分析を行う「カスタムレポート」のサービスを提供しています。