広告配信の品質の観点で広告の成果の測定値に含めるべきではないトラフィックのこと。略して「IVT」と呼ばれている。
IVTは2種類に分けられていて、1つは検索エンジンのクローラーのようなプログラムによる悪意のないトラフィックで「一般的な無効なトラフィック/General Invalid Traffic(GIVT)」といい、もう一つは作為的にインプレッションやクリックを発生させる悪意のある不正なトラフィックで「悪意のある無効なトラフィック/Sophisticated Invalid Traffic(SIVT)」という。
GIVTは、既知のデータセンタートラフィックや検索エンジンのクローラー等、リストの適用または、その他の標準化されたパラメータチェックにより実行される、定型のフィルタリングで識別可能なトラフィック。
SIVTは、人によるトラフィックであるかのように偽装しているものなど、様々な種類の無効なトラフィック。不正に広告費を詐取することを目的としたアドフラウド(Ad Fraud)によって生じるトラフィックも含む。
IVTは一般的に測定値から除外しており、その方法としては、リストの適用やフィルタリングによる広告配信前の遮断または配信後の検知・除外、広告配信後の異常なアクティビティの検出・判定による除外、その他の合理的な方法によって行う。