共通IDソリューションとは、ユーザーに対して、3rdパーティクッキーの代わりとなるIDを生成するソリューションである。
共通IDは、大きく2点の理由によって、2019年ごろから注目されはじめた。
一点目は、一般データ保護規則(General Data Protection Regulation : GDPR)が施行されるなど、データプライバシーをめぐる法規制が強化されていること。
二点目は、Appleがトラッキング防止機能(Intelligent Tracking Prevention : ITP)を導入したことにより、Safari等において3rdパーティクッキーが廃止されていることに加え、さらにGoogleも2024年後半から3rdパーティクッキーの廃止を開始すると発表しているためである。
3rdパーティクッキーの代わりとなるIDには、メールアドレスなどの確定情報からIDを生成する「確定ID」(ハードシグナル)や、IPアドレスなどからIDを生成する「推定ID」(ソフトシグナル)などがあり、様々な方式で生成されるIDを総称して「共通IDソリューション」と呼ぶ。
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