カスタムターゲティングでオリジナルの広告商品を実現!-FlexOne® カスタムターゲティング-

 2018.11.15  株式会社Hakuhodo DY ONE

媒体社向け広告配信ソリューション「FlexOne®」は、広告リクエストの情報をもとに広告を出し分けるための各種ターゲティング配信機能を備えています。今回は、柔軟性の高いターゲティング配信ができる「カスタムターゲティング機能」をご紹介します。

「カスタムターゲティング機能」とは

広告配信における「ターゲティング配信」というと、広告枠やページといった「枠」に対するターゲティングと、OSやブラウザ、さらにDMPなどのユーザー情報を使った「人」に対するターゲティングがあります。
一般的なターゲティングの組み合わせであれば、既成のターゲティング機能だけで設定できますが、企業が持つデータの活用方法によって既成のターゲティング機能では実現できない場合に利用するのが「カスタムターゲティング機能」です。

ターゲティング広告配信 イメージ

 

カスタムターゲティング機能の仕組みについて簡単に説明すると、広告枠を設置しているページ側で、「キー」と「値」の組み合わせを指定します。
例えば、「category=sports」では、キーは「category」、値は「sports」です。
「キー」と「値」は(使用可能な文字種などには制限がありますが)ページ側で自由に指定することが可能で、さらに1つのキーに複数の値を組み合わせることもできます。
ページ側で指定した「キー」と「値」の組み合わせに対して、広告配信側のFlexOne®では、「AND」「OR」「NOT」といった論理式を使用した条件設定や、5つの数値キー(nk1, nk2, …, nk5)を使って「値」の数値を等号(=)や不等号(<、>)で条件設定が可能なため、柔軟なターゲティング配信を実現することができます。

(カスタムターゲティング イメージ)
カスタムターゲティング イメージ

 

カスタムターゲティングの活用事例

柔軟なターゲティング配信ができる「カスタムターゲティング」をより理解していただくために、実際に活用された例をご紹介します。

ジャンルによって広告を出し分けたい

サイトのカテゴリとは別でページにタグ付けした「ニュース」「スポーツ」といったジャンルによって広告を出し分ける場合、ジャンルが固定であればあらかじめ広告枠をジャンル毎に作成することで既成の設定で対応できるのですが、特集ページなどのように運用中にジャンルが増える場合がある、1つのページに対してタグやキーワードのように複数のジャンルが紐づく、といったケースではカスタムターゲティングを使用します。
※上図「カスタムターゲティング イメージ」を参照

特定の記事に広告を配信したくない

例えばタイアップ広告の記事に他社の広告を出したくない場合、記事の内容がアドネットワークの規約に引っかかる場合で、CMSなどの管理上、広告枠を変更して管理しづらいケースでは、カスタムターゲティングを使用することで効率的に運用できます。

特定記事への広告配信除外

+α の地域情報を利用して配信(駅、天気など)

WEBページに駅情報や天気情報などを持っていて、これを使ってターゲティングしたい場合には、駅のコードや天気コードなどをキー・値としてFlexOne®への広告リクエストに追加することでターゲティングします。

ページ内情報を利用した広告配信


他にも「最高気温28度以上の時に広告配信する」といった数値の大小を比較したい場合も、最高気温をキー・値にしてFlexOne®にリクエストすることで、FlexOne®にターゲティング条件を設定してターゲティング配信することができます。

DMPなど他のシステムと連携して広告を出し分けたい

DMPやCDPなど、他システムの情報を利用してターゲティングする場合にも、カスタムターゲティングを使用します。一般的にはDMPセグメント情報をキー・値としてFlexOne®に渡します。
ちなみにDMPとして弊社AudienceOne®と連携する場合は、既成のターゲティング機能で簡単に設定できるようになっています。

DMP連携による広告配信

 

独自のデモグラフィック情報を使って配信したい

会員ログイン後のページなど、会員の属性情報がページにあれば、キー・値としてFlexOne®に渡すことで、独自のデモグラフィック情報を使った広告配信ができます。
下図では、わかりやすくするため年齢情報をそのまま「nk1=28」としていますが、属性情報は分かりにくい文字列「nk1=22028」などに変換して利用することを推奨しています。

デモグラ情報を利用した広告配信


本番環境とテスト環境で広告を出し分けたい

運用を楽にするための工夫です。本番配信前の広告をテスト配信するために、通常は本番環境とテスト環境で別の広告枠を用意しますが、本番環境と全く同じページ構造でテスト環境を用意している場合は、ドメイン情報をキー・値でFlexOne®に渡すことでカスタムターゲティングを設定します。
ドメイン情報でなくても、クエリストリングに特定の文字列を追加した時に、キー・値をFlexOne®に渡すようにすると、本番ページ上でテスト配信することができます。

本番/テスト環境の広告出し分け


まとめ

FlexOne®の「カスタムターゲティング」は活用事例のように、さまざまな媒体社の持つ特長を生かした、オリジナルの広告商品を開発するときに、ぜひ活用していただきたい機能です。
FlexOne®には、他にも多くの機能を基本機能として提供しています。

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「国・地域ターゲティング機能」とは?FlexOne®による活用方法も詳しく解説

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FlexOne® 紹介ページ

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この記事の執筆者

株式会社Hakuhodo DY ONE

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