米ワシントン・ポスト社のCMS「arc publishing」のご紹介

 2019.09.17  株式会社Hakuhodo DY ONE

2018年2月、DACは米国の大手新聞社ワシントン・ポスト社の媒体社向け基幹業務管理ソリューション「arc publishing(アーク・パブリッシング)」の日本国内提供に於ける独占パートナー契約を締結し、サービスの提供を開始しています。

本記事では「arc publishing」についてご紹介します。

※2021年6月に、arc publishingは「Arc XP」へ名称変更しました。
 プレスリリース:DAC提供の米ワシントン・ポスト社「Arc Publishing」がリブランディング 「Arc XP」へと名称変更し、あらゆる企業のDX推進を支援
 サービスの詳細はサービス紹介ページをご覧ください。

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プレスリリース『DAC、米ワシントン・ポスト社の「arc publishing」独占パートナーとして 日本市場参入を支援』

Arc XP ご紹介資料

記事コンテンツを持つ媒体社の課題感

記事コンテンツの制作プロセスには、記事を作成する記者やデスク、写真や映像コンテンツ、記事校正・校閲、印刷システムへの入稿など、多くの人や部門が関わるため、プロセスの関係者が多岐に渡り、管理が難しくなっています。

また、制作した記事は新聞、雑誌などのオフライン媒体への掲載や、サイト、アプリ、SNSなどのオンライン媒体への掲載を横断的に行われていますが、掲載先の媒体ごとに記事を管理しているのが現状です。

このような課題を一つのソリューションで統合的に業務管理するのが「arc publishing」です。

 

「arc publishing」とは?

「arc publishing」について、分かりやすく説明すると、新聞や雑誌、サイト、アプリなどいろいろなチャネルに掲載される記事コンテンツを横断的に管理するだけでなく、記事コンテンツの制作プロセスから業務を一括で管理することができるソリューションです。

arc-publishing-logo

2012年に米国の大手新聞社ワシントン・ポスト社によって開発されました。

1877年創刊で歴史のあるワシントン・ポスト社ですが、年々発行部数が減少し経営危機を迎えていました。
その中で2013年にAmazon CEOのジェフ・ベゾス氏が同社を2.5億ドルで買収したことをきっかけに、デジタルファースト改革によって、1日に700もの記事を作成する体制を実装し、紙とデジタルの連携高度化を実現しました。
これによって、紙の発行部数減少による経営危機を乗り越え、事業全体での黒字化を達成しました。
現在ではFacebook、YouTube、Google、Twitter等、多数の主要プラットフォームでもコンテンツを展開し、デジタルのMAUは1億、購読者数は120万人を超えるまで成長しています。
2015年から外部への提供を開始し、既に世界40社、300媒体に導入済みです。
2019年には日本市場への参入にあたり、アジア市場においてインターネット広告を基点に、デジタル領域で多くの媒体社と協業実績を持つDACが独占パートナーとして、国内での販売をスタートしました。

 

「arc publishing」の強み

arc publishingの最大の強みは「デジタルトランスフォーメーションに対応した記事作成・配信管理システム、および業務フローの実装」「仕組みによるデジタルへの構造改革の推進」が実現できることにあります。

「Arc Publishing」の強み

時間や場所を問わず、記事の作成から、写真や映像などのコンテンツ管理、校正や校閲を含む作業スケジュール管理まで、媒体社が必要とする業務の一括管理をクラウド上で行うことができるため、紙面とデジタルの連携を高度化し、リアルタイムジャーナリズムを実現するとともに、広告やサブスクリプションなどユーザーに合わせたフレキシブルな収益モデルの構築が可能となります。

さらに、記者や編集者などの作業効率の改善やタスク管理の迅速性、正確性の向上を促進し、新しい働き方を提供します。

 

arc publishing の機能紹介

arc publishingでは、記事作成や写真・映像素材をインターネット上で管理します。
紙媒体は記事の掲載先の一つとして位置づけ、WebサイトやSNSなどの各デジタルプラットフォームにリアルタイムで入稿することにより、高循環での記事掲載が可能となります。

Arc Publishing の機能紹介 1

arc publishingの主な機能を3つ紹介します。

「Composer」 - 記事作成・編集 -

arc publishingの起点となる記事の作成・編集ツールです。
リストや入力画面上のボタンから直感的に素材(URL、SNS、写真、動画など)の挿入や記事フォーマットの変更が可能です。
編集画面上にコメントを追加することで、コミュニケーションも容易に実現できます。

Arc Publishing の機能紹介 2

「Websked」 -出稿スケジュール・業務フロー管理・ダッシュボード-

記事コンテンツの企画・業務フロー管理ツールです。
作成予定の記事や作成された記事の内容、タスクなどを全体で共有することができます。
また、各業務担当者に対して記事単位でタスクを依頼することや、媒体担当者に対して作成した記事の掲載カテゴリを提案する「売り込み」が可能です。

ダッシュボードでは、記事の業務フローの統計情報を可視化しています。
記事の作成状況を数値化することで、記事作成の計画や記事の収集などの全体進捗を確認することが可能です。
また、記者ごとに締切厳守の正確性や作成した記事数などを可視化することで、働き方や生産性の最適化を図ることができます。

状況を一目で把握し、個人、またはチーム全体での生産性を向上させます。

arc-publishing-4

「Pagebuilder」 - Webページレイアウト –

Webサイト作成ツールです。
記事、ニュース、コラムなどあらゆるページジャンルに対応しています。
モジュール(パーツ)を作成し、組み合わせることでサイトやページレイアウトを構成します。
実際のページレイアウトの状態で確認しながら、画面表示パーツの追加/削除、ドラッグ&ドロップによる配置の変更でページの構築が可能です。

Arc Publishing の機能紹介 4

他にも、写真・動画管理ツール、SNSなどのプラットフォーム連携、A/Bテストなど、豊富な機能を取り揃えています。

 

まとめ

DACでは、arc publishingを通じて、媒体社のデジタルファースト化を支援いたします。
ご興味がございましたら、是非お問い合わせください。

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この記事の執筆者

株式会社Hakuhodo DY ONE

アドテクノロジーやデジタルマーケティングに関する情報を提供します。

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