DACが提供するDMP、AudienceOne®では媒体社向けのサービスを多数展開しております。今回は「媒体社向け」をテーマに、タイアップ広告の実施に際してクライアントの課題やその解決策を整理します。媒体社が運営するwebメディアに、多種多様な3rd party dataを保持するDMP、AudienceOne®を導入・活用することで、タイアップ広告をどう魅力的な商品にできるのか、またどのように施策の改善につなげられるのかを具体的にご紹介します。
タイアップ広告をより魅力的な広告商品にするために
タイアップ広告は企業と媒体社が提携し、企業の商品やサービスを第三者目線で主に記事コンテンツとして制作する広告手法です。企業は、記事を閲覧してもらうことで自社商品、サービスの認知獲得、興味関心を喚起することが可能です。このタイアップ広告を実施する際にクライアント課題とされるのは、記事の質以外にも下記のようなものが挙げられます。
1.PV数の確保 = 多くのユーザーからの認知がとれる広告商品になっているか
2.クライアント要望ターゲットの誘導 = ロイヤリティユーザーの確保が可能か
3.次回施策の検討 = PDCAサイクルを回すための効果測定が可能か
これらの課題を解決するためには、タイアップ広告のコンテンツ内容を精査することも重要な要素ですが、文章や画像、レイアウトなどで改善をしていくには限界があります。AudienceOne®の持つ豊富なデータを活用することで、クライアントの課題を解決する、より魅力的なタイアップ広告商品の開発が可能になります。
AudienceOne®を活用した課題解決
課題解決のために、AudienceOne®で様々なアプローチを行うことができます。
まずは多くのユーザーをタイアップ広告へ送客し、かつクライアント要望のターゲットをしっかりと捉えるために、AudienceOne®のデータを活用した広告配信、AudienceOne® Connectを活用した解決策をご紹介します。
1. PV数の確保・クライアント要望ターゲットの誘導
AudienceOne®は4.8億のCookieと1億超の広告IDを保有するパブリックDMPです。これらのデータから作成する推計属性は、デモグラ、興味関心の項目をはじめ約1400種類に及びます。AudienceOne®の保有する膨大なデータを活用することで、実施する案件や理想のペルソナに合わせたセグメントを作成し、クライアントが最もアプローチしたいと考えているユーザーへのターゲティングが可能です。
作成したセグメントは、AudienceOne® Connectを活用することで、様々な配信媒体に連携、広告配信を行うことができます。AudienceOne®の管理画面からそのまま利用できるサービスのため、TwitterやFacebook、LINEといったソーシャルメディアへスピーディーに連携することができ、ユーザー送客のための外部誘導を簡単に実施できます。
AudienceOne®で媒体社の自社サイトを分析して利用ユーザーの傾向を捉えたら、それらのユーザーと類似した興味関心をもつユーザーに広告配信=ブーストすることで、タイアップ広告への親和性の高いユーザー送客をサポートすることが可能です。
クライアントニーズの高いターゲットユーザーを送客したら、次は実際にタイアップ広告に接触したユーザーのインサイトを分析、把握をしましょう。狙ったターゲットを実際に送客できていたかを可視化し効果測定を可能とする、AudienceOne® レポートサービスを活用した解決策をご紹介します。
2. タイアップ広告の効果測定を行う
AudienceOne®では、データ蓄積を目的としたタグをタイアップ広告に設置することで、実際にどの程度のユーザーが訪問し、どのようなユーザーだったのかを管理画面上のレポートで閲覧することができます。
デモグラや興味関心はもちろんのこと、タイアップ広告のスクロール率や滞在時間を計測し高読了ユーザーに絞ったインサイトを把握することも可能です。また、有償サービスとして提供しているレポートの中には、タイアップ広告接触前後でどのようにユーザー行動が変化したのかを追う態度変容分析や、タイアップ接触によりどのようなキーワードに興味をもつようになったのかを可視化する高関心キーワード分析といったものを用意しています。
狙ったユーザーへのアプローチが十分できていたかを確認するだけでなく、思いもよらない興味関心項目の親和性が高いなど新たな発見を見出すことも可能です。単純なユーザー属性だけではなく、タイアップ広告に接触することでどのように商品認知に貢献できたのか、ユーザーの動きを細かく追いファネルダウンを可視化する多様な分析レポートで効果測定を行うことができます。
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これらの解決策を個別に行うことで局所的な課題を解決することも可能ですし、複数を組み合わせることでより高い効果も期待できます。しかし、単発のタイアップ広告でこれらの解決策を一度だけ実施していては、根本的な課題解決には結びつきません。
単発、連載に関わらず、行った施策をどのように改善していくかを試行し、PDCAサイクルを回していくことで、次回施策やまた別の施策の改善につながります。AudienceOne® Connectで外部誘導を行った後は、効果測定の結果をさらに深堀し、次回施策でのセグメント内容の変更といった改善に活用してみましょう。この改善を繰り返すサイクルをより具体的にご紹介します。
次回につなげる改善案
AudienceOne® Connectやレポートサービスを活用して、次回施策の改善につなげましょう。これらのサービスを併用することで、施策改善のためのPDCAサイクルを回すサポートが可能です。
1. ユーザーにあわせて外部誘導を設計する
タイアップ広告を掲載した後、接触ユーザーをレポーティング。その上で、分析で明らかになった高読了や興味関心の親和性が高いユーザーに対して広告配信を行う流れです。タイアップ広告を掲載している媒体社のサイトが元々強みとしていたユーザー特性や、タイアップ広告と親和性の高いユーザーを把握した上でセグメンテーションを行いユーザー集客に臨めるため、セグメントプランニングを重視したい場合におすすめです。
2. 外部誘導を行いユーザーを集客後、効果測定を行う
訴求を行いたいユーザーに、タイアップ広告の掲載開始と同時に広告配信を実施し、実際に接触したユーザーはどのようなユーザーだったのか効果測定を行う流れです。接触ユーザーの分析を行うことで、設定した訴求ユーザーのペルソナと合致していたのか、どのようなユーザーに効果的だったのかを探り、次回の広告配信の設計に貢献します。外部誘導をはじめとする広告配信をタイアップ広告の掲載と並行して行うため、認知拡大を目的とした施策の場合におすすめです。
連載タイアップ広告であれば、どちらのパターンも実施のサイクルに組み込まれます。このサイクルを繰り返して行うことで、連載期間中のPDCAを回し、より効果的な施策に繋げることが可能です。しかし単発のタイアップ広告の場合は、タイアップ広告を掲載する媒体社サイト全体のユーザー傾向を把握できているか、施策におけるターゲットユーザーをしっかりと定められているかといった要素を加味することが重要です。これらを踏まえつつ、広告配信とレポートの順番を前後させることでより効果的な施策実施が可能となります。
まとめ
今回はタイアップ広告の実施にあたり、パブリックDMPのAudienceOne®をどのように活用できるか、活用することで媒体社のタイアップ広告をより魅力的な商品・施策とすることが出来るのか紹介しました。。DACでは、タイアップ広告への誘導・効果測定をAudienceOne®で支援いたします。今回ご紹介した内容について、ご興味がございましたら、こちらよりお問い合わせください。
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