LINE公式アカウントの運用に関するお悩みとして、「メッセージを定期的に配信しているのに開封率が伸びない」など、メッセージの開封率に関するご相談をよくいただきます。
配信したメッセージがどれだけ開封されているかは、LINE公式アカウントの管理画面上に表示される配信通数と開封数を算出することで確認することができます。開封率は、発信した情報がどれくらい届いているか把握するために重要な数値となります。
今回は、LINE公式アカウントのメッセージ開封率を上げるために工夫するべきポイントを紹介します。
※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。
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メッセージ開封の定義とは?
ユーザーにメッセージを“開封された”と判断されるのは、どのような状態を指すのでしょうか。
メッセージ開封の定義は、1つの吹き出しが100%表示された場合を指します。そのため、メッセージ一覧が表示されるチャットリスト上で内容を確認せずに既読をつけた場合、開封数としてカウントされなくなってしまいます。
また、開封率は発信した情報がどのくらい届いているかを把握する以外に、配信内容やアカウント自体の関心度という観点でも判断することができます。
プッシュ通知で表示される『タイトル』を活用してメッセージ開封を促す
LINE公式アカウントのメッセージ配信はさまざまな種類があり、1度に3吹き出しまで送信できます。
画像や動画をタップすることで、遷移先のWebサイトやクーポンを表示することができる「リッチメッセージ」などは、メッセージを設定する際に「タイトル」に記入したテキスト内容がプッシュ通知やチャットリストに表示されます。
この機能を上手く活用すると、ユーザーがメッセージを開いていない状態でもテキストが表示されるので、開封するきっかけとなる可能性が高まります。
タイトルを設定できるメッセージのコンテンツ
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- カードタイプメッセージ
- リサーチ
- クーポン
プッシュ通知のテキストは1番目に設定した吹き出しのタイトルが表示され、チャットリストのメッセージ一覧には最後に設定した吹き出しのタイトルが表示されます。タイトルが設定出来るメッセージのコンテンツを選び、タイトルには1番伝えたいことは何かを特に意識してメッセージ配信を行うことが大きなポイントとなります。
このように各メッセージの仕様を理解して、メッセージを配信する際に上手く応用しましょう。
プッシュ通知で表示される内容は「短く簡潔に」
メッセージ配信された時にユーザーへ通知される際の文字数は限られています。タイトルに設定できるテキストは、最大100文字まで入れることができますが、20文字程度で簡潔にまとめると、通知された短い時間でも内容を認識される可能性が高まります。
タイトルの内容は、ひと目見てわかるメッセージ配信の概要やメッセージを読みたいと思えるような短文のメッセージを設定しましょう。
「20%OFF」や「100名様」など具体的な数字を使ったり、「期間限定」など特別感を持つような内容は特に注目されやすい内容となるので、積極的に取り入れてみることをおすすめします。
単純にメッセージを配信するのではなく、通知されるタイミングで表示される文章は、どんな内容だとユーザーがもっと詳しく知りたいと感じてもらえるかを意識することが大切です。
興味・関心が高いユーザー層のセグメントを作成する
メッセージを配信するセグメント内容にも開封率は依存します。そのため、ユーザーは何に興味・関心があるかを把握し、どんな内容を配信するか検討する必要があります。
例えば、興味・関心があるアクティブユーザーに向けてはメッセージを読んでURLからサイトへ遷移させるようなセグメント配信を行うことで、開封率が高まります。
トーチライトで運用を行っている小売業のLINE公式アカウントでは、直近3回のメッセージ配信でアクションを起こしたアクティブユーザーとそれ以外のユーザーに分けて、同一のメッセージ内容を配信したところ、アクティブユーザーの開封率は非アクティブユーザーに比べて約65%もの差が生まれました。
この結果から、
・ユーザーから反応されやすいセグメントを作成しメッセージを届けることで、
未開封の数を減らすことができる
ということが分かり、結果として配信コストを抑えることが可能になることがお分かりいただけるかと思います。
おわりに
いかがでしたか?
LINEは友だち追加されることによってユーザーに情報を届けることができるため、届けたメッセージを読まれる工夫をすることがLINE公式アカウントを運用するうえで重要ポイントのひとつと考えています。メッセージを開封して情報を受け取ってもらうために、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください!
なおDACでは、LINEのMessaging API対応ソリューション「DialogOne®」の提供や、企業のLINE公式アカウント運用を支援する「SNS運用コンサルティングサービス」を提供しています。LINE公式アカウント活用においてお困りごとがございましたら、ぜひご相談ください。
※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。