BtoC向けのビジネスを展開している企業からよく聞く課題に「購入率が上がらない」というものがあります。
認知度は高められたものの、なかなか購入に結びつかない、、という課題に対して有効なCRM施策にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、メンズコスメブランドを展開する企業が、MAツールであるSalesforce Marketing Cloud Engagement を導入し、CVRを大幅に改善した事例を紹介します。
メンズコスメブランド企業がMAの導入を決めた経緯
今回事例としてご紹介するのは、メンズコスメブランド企業のCRM施策です。
メンズコスメブランド「myberyl」を展開する株式会社TSUKURI DESIGNは、実店舗を持たず、ECサイトでの販売を行うDtoCモデルを採用しています。
※myberylのWebサイトはこちら:https://myberyl.com/
2023年から事業を開始し、まずは認知度を高めるために、プロモーション施策としてリスティング広告やディスプレイ広告などのデジタル広告施策を中心に実施し、トライアルキットの注文数を増やすことはできました。
しかし、トライアルキットを注文いただいた後に本品を購入していただくところまでにはなかなかつながらないという課題がありました。
本品の購入につなげるために必要なアクションを検討した結果、トライアルキットの注文者に対するCRM施策を実施することが効果的という結論に至りました。
そこで、MAツールであるSalesforce Marketing Cloud Engagementの導入を決定し、Hakuhodo DY ONEがツール導入を支援しました。
Salesforce Marketing Cloud Engagementとは
Salesforce Marketing Cloudとは、Salesforceが提供するマーケティングプラットフォームの総称です。
MA、レコメンデーション、BI、CDPなど、様々な製品で構成されています。
その中でもSalesforce Marketing Cloud Engagementは、BtoC向けのCRM施策で用いられるMAツールです。
GUI上でメールコンテンツの作成や配信ジャーニーのカスタマイズをすることができ、顧客にパーソナライズされたメッセージを最適なタイミングで届けることができます。
MAツールを利用したメール施策で購入が大幅に増加
Salesforce Marketing Cloud導入後にまず実施したのは、トライアルキットを申し込んだ見込み客に対して、7日後、10日後、14日後に購入を促すステップメールの配信です。
トライアルキットの申し込みから時間が経って興味を失う前に、使い方やメルマガ限定クーポンを記載したメールを送ることで、購入のモチベーションを高める狙いがありました。
次に、ShopifyやGA4とも連携を行い、購買データやWebサイト上の行動データをメール配信に活用できる仕組みも構築しました。
これにより、顧客の購買意欲を高めることができ、本商品の購入につながるケースが短期間で大幅に増加しました。
なぜ短期間でこうした効果を発揮することができたのでしょうか?
詳しくは事例をまとめた以下の資料をご覧ください。
実際のmyberylのWebサイト・システムの担当者と、Salesforce Marketing Cloudの導入を支援したHakuhodo DY ONEの担当者との対談・インタビュー形式でまとめています。
まとめ
今回は、Salesforce Marketing Cloudの導入により、購入率が大幅にアップしたCRM施策の事例をご紹介しました。
最適なCRM施策を打つためには、さまざまなデータを活用することが大切です。
myberylの今後の施策支援としては、Hakuhodo DY ONEのメッセージング管理ソリューションであるDialogOne®とも連携して、メールとLINEをかけあわせた施策も実施できるように動いています。
また、Salesforceの提供するデータプラットフォームであるData Cloudを活用したメールマーケティングの高度化も目指しています。
Hakuhodo DY ONEでは、Salesforce Marketing Cloudをはじめ、マーケティングにおけるデータ活用のノウハウを幅広く蓄積しております。
ツールの導入・環境構築から運用までトータルでサポートが可能ですので、
ぜひお気軽にお問い合わせください