今回はCROSS COMMERCE Studioが提供する、ECモールでのあらゆるデータを収集・統合・管理する分析ダッシュボード「クロコマボード」について、主なレポートタイプを3つご紹介します。
クロコマボードの概要は、ブログ第一弾をご確認ください!
>> EC特化型の広告分析ダッシュボード「クロコマボード」をご紹介
通常の広告レポートは、管理画面からデータを抽出してExcelなどでデータの集計・加工が必要になりますが、クロコマボードであれば、分析の目的に適した形に自動でレポーティングしてくれるので、現状把握から課題発見、要因分析まで、一連の分析を簡単に行うことができます。
クロコマボードでどのようなレポーティングを行っているのか、ダッシュボードイメージをお見せしながら紹介していきますので、是非最後までご一読ください!
おさらい!「クロコマボード」とは?
ECモールでのあらゆるデータの収集・統合・管理を行う分析ダッシュボードです。
Amazonを中心に、商品売上や広告、ECモールの市場データなど、散在したデータを統合して1つのダッシュボードにまとめ、ECモールの現状把握、課題発見、要因分析まで、一連の分析を行うことができます。
また、これにより各データの集計工数を大幅に削減し、ECモール内の傾向分析や施策の立案に時間をかけることができるようになります。
クロコマボードについてはこちらの記事で細かく紹介しています。
改めて確認しておきたい、広告レポートの重要性
EC広告において、配信状況や結果を分析することの重要性は、以下のような理由があります。
①広告の効果を評価できる
広告費用を投じた結果として、どれだけの売上が生まれたかを把握することで、広告の費用対効果を評価できます。
その結果、将来的にどれだけの予算を割り当てるか、どのような広告を実施するかなど、戦略的な意思決定ができるようになります。
②広告の改善点を把握できる
分析を行うことで、広告の改善点を把握することができます。
例えば、キャンペーンごとのコンバージョン率を比較し、効果の低い方のターゲットや広告文言の見直しを行うなど、改善点の発見に役立てることができるため、より質の高い広告配信に繋がります。
③PDCAを回して売上の向上に繋げることが出来る
広告運用を効果的に行うためにはPDCAを回すことが重要です。
広告レポートを活用し、広告への反応率や目標の達成度を継続的に観察し、課題や問題点を解決しながらPDCAを繰り返すことで、ECの売り上げ向上に繋がります。
また、EC市場のトレンドは日々変化するため、日別や月別といった期間毎のレポートを常に確認し、臨機応変に対応することも重要になってきます。
クロコマボードで提供可能なレポートタイプ3選
レポートタイプ1:期間別レポート
ECの売り上げを向上させるためには、季節や曜日、時間帯などの時期的要因による傾向を把握することが大切です。
季節
クリスマスやバレンタインデーなどのイベント期間中はプレゼント用商品の需要が増え、売上が上がる傾向があります。
また、季節商品は一定期間で需要がピークを迎え、その後需要が減少していくことが一般的です。
このような場合、時期的な需要を正確に把握し、在庫や販売戦略を調整することが重要になります。
曜日
基本的に平日は仕事で忙しい人が多いため、土日に比べて商品を購入する人が少なくなる傾向があります。
一方で、リピート商品のようにすぐ購入されるような生活消耗品などは、平日に購入する人が多いといった傾向もあります。
曜日ごとの傾向を把握することで、商品が購入されやすいタイミングに合わせた広告配信や予算配分を行うことが出来ます。
時間帯
朝食時や夕食時には食品や飲料などの商品が売れやすく、深夜帯には睡眠補助グッズやゲームなどの商品が売れやすい、といった時間帯毎の傾向に合わせて販売戦略を展開することで、ユーザーにとって購入しやすい環境を整え、売上を増やすことができます。
このような時期的要因によるユーザーの行動パターンを把握することで、ユーザーにとって魅力的な商品やサービスを提供することができ、ロイヤルティの向上にも繋がります。
さらに、競合の動きも時期的要因によって変化します。
セールやキャンペーンなどのプロモーションが多数行われる時期は、競合商品の表示率が高くなるため、競合に負けないよう広告配信の強化などを行う必要があります。
クロコマボードでは、このような時期的要因によるユーザーの購買傾向を把握・分析することが出来るよう、様々な粒度による期間別レポートを提供しています。
さらに、それらの数値は自動でグラフ化しており、視覚的にデータの傾向を把握することが可能になっています。
通常であれば、データを加工して様々な粒度の期間別レポートを作成する必要がありますが、クロコマボードであれば、データの加工からグラフ化まで全て自動で行われるため、傾向の把握と対策を迅速に行うことができます。
EC市場のトレンドや競合の動きは常に変化するため、クロコマボードを活用し、時期的要因に合わせた対策をおこなっていきましょう。
レポートタイプ2:グループ別レポート
効果的な広告配信を行うために、商品別やターゲット別といった形で細かく広告キャンペーンを立てることは重要ですが、広告キャンペーン数が増えれば増えるほどレポーティングにも時間がかかるため、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解消すべく、クロコマボードでは「グループ別レポート」を提供しています。
広告キャンペーンを自由にグループ分けして自動集計することが出来るため、
・商品別
・商品カテゴリ別
・広告プロダクト別
・ターゲット別
など、用途に合わせてグループ化し、それぞれにおいて分析を行うことが可能です。
例えばターゲット別にグループ化した場合、売りが上がっていないターゲットに対して入札調整やターゲットの見直しをすることができますし、商品カテゴリ別にグループ化すれば、各カテゴリ別の広告予算の決定や調整に役立てることもできます。
広告キャンペーンを複数立てることによって管理が大変になるという問題は、効果的な広告運用のために避けては通れない問題でもあります。
少しでもレポーティング工数を削減し積極的に広告キャンペーンを配信して、様々な視点からの分析や改善を行っていくためにも、クロコマボードのグループ別レポートを活用していきましょう。
レポートタイプ3:【オプション】クリエイティブ別レポート
全てのEC広告において、クリエイティブは売り上げを左右する重要なポイントですよね。
EC上には競合がたくさんいるので、その中でユーザーの興味を引き、自社の商品やサービスを購入してもらうために、クリエイティブの内容が魅力的でなければいけません。
そのためにも、どのようなキャッチコピーやデザインがユーザーの購買に繋がるのか、PDCAを回しながらクリエイティブの内容を決めていく必要があります。
そこで重要になってくるのが、クリエイティブ別の広告効果を可視化したレポートです。
異なるデザインのクリエイティブを活用した広告の効果を比較し、効果の良いクリエイティブの傾向を捉えて改善していくことで、より効果的な広告を配信することが出来るようになります。
しかし、クリエイティブ別レポートを手作業で作成するのは非常に時間がかかります。
Excel上に広告キャンペーンの数値を集計し、クリエイティブのキャプチャを撮ってExcelに貼り付け、セルのサイズに合うようにトリミングして、、、
と、レポートを作成するだけでも工数がかかってしまうため、分析や改善を迅速に行うことが出来なくなってしまいます。
クロコマボードでは、そういった工数を全て削減し、クリエイティブ別レポートを自動化することによって、簡単にクリエイティブ毎の効果を確認することができるようになっています。
配信するクリエイティブの数が増えたとしても、集計作業は発生しないため、A/Bテストによるクリエイティブの修正や、シーズンに合わせたクリエイティブの差し替えを頻繁に行っても
問題ありません。
クリエイティブ別レポートという重要なレポートの作成を自動化し、分析と改善にかける時間を増やすことで、より効果的なクリエイティブ配信を行っていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、CROSS COMMERCE Studioが提供する「クロコマボード」のレポートタイプを3つ紹介しました。
今回紹介した3つのレポートタイプ以外にも、まだまだ豊富に取り揃えておりますので、
「こんなのあったらいいな」というレポートタイプも、すでにクロコマボードで提供されているかもしれません。
気になった方は是非お気軽にお問い合わせください。
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CROSS COMMERCE Studioでは、クロコマボードだけでなく広告運用からコンサルティングまで、トータルサポートが可能です。
こちらもお気軽にお問い合わせください。
■CROSS COMMERCE Studioについて
Hakuhodo DY ONEの「CROSS COMMERCE Studio」は、ECモール、自社EC、ソーシャルコマースに関する既存のサービス、ツール、ソリューションを1つに統合し、eコマース領域を横断的かつシームレスに支援する体制。
施策管理・進行および、各個別領域を横断したシームレスな形でのコンサルティング、ツール・制作機能を提供し、企業のeコマース領域におけるマーケティング活動の最適化支援を行います。