EC特化型の広告分析ダッシュボード「クロコマボード」をご紹介

 2023.01.19  磯谷 玲奈

近年、日本国内のEC市場は拡大しており、今後の購入体験における中心を担うと考えられ、ますます重要度が増しています。
EC担当者にとってAmazonや楽天市場への出品はもはや無視できない存在であり、売上アップや集客強化に向けて広告出稿や商品ページの整備を行うなど、さまざまな施策が必要不可欠になってきます。
さらに、広告や売上のデータ分析を行い、PDCAを回していくことが非常に重要です。

しかし、実際にはデータ収集や分析における課題が多く、正しいPDCAを回すことが出来ていない方が多いのではないでしょうか。

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「分析をするまでのレポーティングに時間がかかり、次の施策を練る時間を確保できない」
「複数の広告を扱っており、データの管理が大変」
「データの分析をしなければと思ってはいるが、何からやればいいのか分からない…」

このように悩んでいるEC担当者の悩みを解決する手段として、今回はCROSS COMMERCE Studioが提供するEC特化型の広告分析ダッシュボード「クロコマボード」を紹介します。
クロコマボードがあれば、これらのEC担当者の悩みを解決し、ECモール内の売上アップに向けた施策の意思決定をサポートすることができます。

「悩みを解決してECの売上をアップさせたい!」そう思った方は、是非最後までご覧ください。


ECモール内の売上をアップさせるための広告分析ダッシュボード
「クロコマボード」とは?

「クロコマボード」は、ECモールでのあらゆるデータの収集・統合・管理を行う広告分析ダッシュボードです。

Amazonを中心に、広告データだけでなく商品売上、ECモールの市場データなど、散在したデータを統合して1つのダッシュボードにしており、ECモールの現状把握、課題発見、要因分析まで、一連の分析を行うことができます。
また、これにより各データの集計工数を大幅に削減し、ECモール内の傾向分析や施策の立案に時間をかけることができるようになります。

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クロコマボードの特徴とメリット

ここからは、冒頭で挙げたようなお悩みを解決する、クロコマボードの特徴とメリットを3つ紹介していきます。

特徴1:ECモールに関するデータを統合・管理できる

通常であれば、分析の前にECモールに関する様々なデータを管理画面からダウンロードして集計・加工を行うといった作業が発生するため、作業自体に時間がかかってしまい、肝心な分析や施策の立案にかける時間が無くなってしまいがちですよね。
また、変化の激しいECモールのトレンドを継続的に把握することはなかなか難しいものです。

そこでHakuhodo DY ONEは、売上や広告レポート、商品情報やECモールのマーケットデータなど、散在している様々なデータをAPIを用いてデータを収集・統合し、1つのダッシュボード上で可視化できるようにしました。

クロコマ(3)

API接続によりデータの集計や加工を自動化することで、手作業で行っていた工数を削減し、折れ線グラフや棒グラフ、円グラフ、チャートを使ってデータを効率的に確認・分析することができるようになります。
また、必要なデータに応じた指標の入れ替えやフィルタリングがクリック1つでできたりと、非常にユーザビリティも高いです。

さらに、クロコマボードはHakuhodo DY ONEの様々な業種におけるEC事業のコンサルティングや広告運用の知見を活かしたフォーマットになっているため、見るべきデータや指標が整理され、現状把握や課題の発見をしやすいのが強みです。

現在はAmazonと楽天市場・Yahooショッピングの一部データに対応していますが、今後さらに統合できるデータの数を増やしていく予定です。

メリット

  • 複数データの統合・管理ができる
  • データの集計・加工作業が自動化され、工数を削減できる
  • 削減できた工数分を、分析や次の施策を立案する時間に充てることができる
  • レポート集計時に起こる人的ミスのリスクを無くすことができる

 

特徴2:30種類以上のレポートタイプが用意されており、様々な分析ができる

クロコマボードでは、広告レポートや売上予算管理レポート、ECモールのトレンドを可視化したレポートなど、豊富なレポートタイプが30種類以上用意されています。

特に広告レポートにおいては、ただ単にクリック数やコンバージョン数などの数値を確認というわけではなく、「クリエイティブ別」「商品別」「デバイス別」「ターゲティング別」など、Hakuhodo DY ONEの運用知見を基に構築されたレポートタイプを豊富にそろえており、様々な切り口からデータを確認・分析することができます。

またAmazonにおいては、ベンダーセントラル(※1)やセラーセントラル(※2)ともAPI連携を行い、Amazon内全体の売上データをダッシュボード上へ反映しています。
※1 メーカーが自社商品の在庫をAmazonに卸し、Amazonが販売・配送を行う形式
※2 事業主が商品をAmazonに出品し、直接販売・配送を行う形式

これらのレポートは全てエクセルへダウンロードすることが可能です。

なお、扱っているブランドや商材が多く管理が難しい場合には、それらを任意で分類したグループ毎の指標も確認することが可能です。
グループの定義は各々で決めていくため、自社の課題に見合ったカスタマイズ性の高いオリジナルダッシュボードを作成し、改善立案に役立てることが出来ます。

クロコマ(4)
同じ数値でも、ただ数字の羅列を見るのとグラフを用いて一覧で統合表示するのとでは大きく変わります。
施策毎の数値比較もクロコマボードを用いれば一目瞭然で、ただの数字の羅列を見ているだけでは予想もつかなかった情報に気づく可能性が高いです。
だからこそ、クロコマボードの豊富なレポートタイプを活かした分析が非常に重要になってきます。

メリット

  • 豊富なレポートタイプによりデータが「見える化」されているので、様々な視点から瞬時に状況が把握出来る
  • 自社の課題に合わせたカスタマイズをすることが出来る
  • 方針決定の判断材料に出来る

 

 

特徴3:Hakuhodo DY ONE独自ツール「e-Commerce Support Tools」を使ってECモール上のトレンドを把握できる

ECモール全体が拡大すればするほど競合もどんどん増えていくため、ECモールの市場調査や競合分析は、売上を伸ばすうえで非常に重要な要素となってきます。

ただ、自社に市場データが無くデータの収集から始めなければいけないというEC担当の皆様向けに、Hakuhodo DY ONEでは、Amazonを中心としたECモールの商品情報や売れ筋ランキングなど、マーケティングデータを取得することが可能なサポートツール「e-Commerce Support Tools」を独自開発し、クロコマボード上にデータを反映しています。

具体的な機能としては、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3大ECモールでの検索結果ページにおける自社・競合商品のSOV(Share of voice:広告出稿量・メディア露出量のシェア)や、
特定カテゴリに対する売上ランキング推移などの機能を備えており、ECモールのトレンドをリアルタイムに把握・分析することができるのが特徴です。

また、このツールはHakuhodo DY ONEで開発しているため、既存にない機能についても、EC担当の皆さまのご要望に沿った機能開発を新たに行うことができるのも強みです。

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市場のトレンドをデータとして可視化しておくことで、競合がどの時期に集客を強化しているのか等の分析や、ランキング上位を占めるブランドや商品の特徴を分析し、広告運用や商品ページの改善などに活用することができるようになります。

実店舗と違い、ECでは自社だけでなく競合のデータまでを取得することができるからこそ、この「e-Commerce Support Tools」を活用して、日々、何が売れているのか、どのショップが売れているのか、必要な情報を常に把握し、競合の動きも見据えた改善施策の立案に役立てていきましょう。

メリット

  • ECモールのトレンドや競合の動向を把握することができる
  • 改善施策の立案に役立てることができる
  • 外部施策とECモール内トレンドの相関を可視化することができる
  • Hakuhodo DY ONE内で開発しているため、EC担当者の要望に沿った機能開発ができる

 

 

まとめ

いかがでしたか?
この記事では、CROSS COMMERCE Studioが提供するEC特化型ダッシュボード「クロコマボード」を紹介しました。
クロコマボードを使って、ECモールの売上を上げるために必要なPDCAを確立し、売上をアップさせていきましょう!
気になる方は是非お気軽にお問い合わせください。

クロコマボードのレポート内容については、こちらの記事でより詳しく紹介しています。
是非あわせてご覧ください!

>> EC広告ダッシュボードを最大限に活用する!「クロコマボード」3つのレポートタイプをご紹介

CROSS COMMERCE Studioでは、クロコマボードだけでなく広告運用からコンサルティングまで、トータルサポートが可能です。
こちらもお気軽にお問い合わせください。


■CROSS COMMERCE Studioについて
Hakuhodo DY ONEの「CROSS COMMERCE Studio」は、ECモール、自社EC、ソーシャルコマースに関する既存のサービス、ツール、ソリューションを1つに統合し、eコマース領域を横断的かつシームレスに支援する体制。
施策管理・進行および、各個別領域を横断したシームレスな形でのコンサルティング、ツール・制作機能を提供し、企業のeコマース領域におけるマーケティング活動の最適化支援を行います。

CROSS COMMERCE Studio


https://ccs.hakuhodody-one.co.jp/

この記事の執筆者

磯谷 玲奈

DACへ新卒で入社。DACが提供するAmazonサポートツールやEC特化型ダッシュボード「クロコマボード」の開発を担当。

DACへ新卒で入社。DACが提供するAmazonサポート...

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