こんにちは!CROSS COMMERCE Studioです!
Amazon Adsには様々な広告の種類が存在しますが、最も効果が分かりやすいと言われているのがスポンサープロダクト広告です。
スポンサープロダクト広告は購入に直結する広告であるため、スポンサープロダクト広告から始める、といった広告主の方も多いでしょう。
広告を配信すると、広告レポートを見ることができます。
広告レポートは、分析や運用改善、予算などを判断する一つの重要な材料となりますが、初めてレポートを見る際にはどのように使えばいいのかわかりませんよね。
そんな方のために、今回は、Amazonのスポンサープロダクト広告のレポートについて、レポートの種類や見るべき指標、レポートで取得したデータの活用方法をご説明します!
※Amazonスポンサー広告の概要を確認したい方は、以下ブログをご覧ください!
【Amazon広告基本編】Amazonスポンサー広告まとめ 広告メニューの特徴と活用メリットを徹底解説!
スポンサープロダクト広告のレポートの種類
まず、スポンサープロダクト広告のレポートの種類についてご紹介します。
スポンサープロダクト広告は、7種類の広告レポートを取得することができます。
・検索用語
・ターゲティング
・広告対象商品
・キャンペーン
・掲載枠
・期間別パフォーマンス
・検索用語のインプレッションシェア
7種類の広告レポートのすべてに目を通して詳細に確認しようとすると、かなりの労力が必要になります。
そのため、何を目的としてレポートを確認するのかを明確にし、目的に応じたレポートを選択することが肝心です。
たとえば、
・キャンペーンごとの広告効果を把握したい場合は「キャンペーンレポート」
・入札したキーワードの効果を確認したい場合は「検索用語レポート」
・広告対象商品の売れ行きを確認したい場合は「広告対象商品レポート」
といったように目的に応じたレポートを取得しましょう。
スポンサープロダクト広告の広告レポートで見るべき指標
さて、7つの広告レポートの中から確認すべきものを選択したら、今度はどの指標に注目すべきかご説明します。
スポンサープロダクト広告レポートにおいて注目すべき指標は以下の5つです。
・インプレッション
・クリック
・クリック率(CTR)
・注文数
・広告費用対効果(ROAS)
それぞれの指標について簡単に見ていきます。
インプレッション
広告が表示された回数を指します。
広告の可視性を測る基本的な指標で、まずは広告がどれだけ見られているかを確認することが重要です。
クリック
表示された広告をユーザーがクリックした数を指します。
クリックは、ユーザーが表示された広告を見て商品に興味を持った回数と言えます。
クリック率(CTR)
広告が表示された回数(インプレッション)のうち、広告がクリックされた割合を指します。
クリック率は、クリック ÷ インプレッションで算出されています。
注文数
商品が注文された数を指します。売上に直結する指標です。
広告費用対効果(ROAS)
広告費に対して、どれだけの売上を得ることができたかを指します。
売上 ÷ 広告費 × 100で算出します。
例えば、ROASが200%であった場合、かけた広告費に対して2倍の売上があったと言えます。
レポートで取得したデータの活用方法
ここまで目的に沿った広告レポートを取得し、確認すべき指標を整理してきました。
ここからレポートで取得したデータの活用方法についてご説明します。
データを活用するには3つのステップがあります。
①目的を明確にする
②データを整理・加工する
③データを分析する
では、ひとつずつ見ていきましょう。
①目的を明確にする
目的に応じた広告レポートを取得しているため、すでに目的に沿ったレポートが手元にあるかと思います。
そこからさらに目的を具体化して、レポートで見るべき数値やデータを把握することが重要です。
例えば、入札キーワードごとの効果を確認するために検索用語レポートを取得しているとします。
この場合「入札キーワードごとの効果を確認したい」という目的を具体化すると、
・入札キーワードごとの効果を確認したい
↓
・売上に繋がっていない効果の低いキーワードを見つけたい
となります。
このように目的をより明確化することによって、目的に合わせた適切なデータの整理や加工に繋げることができます。
また、実際に数値を見ていく際にも、どの指標から数値を見ていくべきか、最も重要視すべきはどの指標か、といったことが分かりやすくなります。
②データを整理・加工する
Amazon AdsのデータはExcel形式で取得することができます。
しかし、数値が羅列されたローデータのままでは見づらくなっています。
そこで、ローデータを加工し、ピボットテーブルやグラフ化にするなどの整理や加工を行う必要があります。
データを整理・加工することで、データが視覚的に分かりやすくなり、データの把握・分析がしやすくなります。
例えば、上記のように入札キーワードごとに注文数をグラフ化して、注文数が多い順に並べ替えたり、ピボットテーブルを使用して各キーワードの注文数を日ごとにまとめれば、どの日に注文数が多いのかを把握することができます。
③データを分析する
データの整理・加工を終えて、数値を確認することができたらデータの分析をしていきます。
データをひとつの指標の数値で判断するのではなく、先に述べた5つの指標を総合的に見ていくことが重要です。
例えば、「注文数が少ないキーワード」を見る場合、その要因がどこにあるのかを探していきます。
そもそもインプレッションが少ないのか、インプレッションは多いがクリックが少ないのかなど、複数の指標から要因を見つけていきます。
要因に応じて改善策も異なってくるため、データを多角的に分析することで、より効果的な改善策を導き出すことが可能になります。
データを総合的に判断し、問題点を明確にすることで広告運用の改善に役立ていきましょう。
まとめ
ここまでスポンサープロダクト広告の広告レポートの見方と活用方法について、ご紹介しました。
広告はただ配信するだけでなく、配信したあとのレポートデータを活用して広告効果を上げていくことがとても重要です。
せっかく広告を配信しているのであれば効果は大きい方が嬉しいですよね。
ぜひ、ご紹介した方法を参考に広告レポートを活用してみてください!
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