プレスリリースでも発信させていただきましたが、このたびDACが開発・提供を行っているDialogOne®とALBERTのAI・高性能チャットボット「スグレス」を連携し、山口県の子育て世帯向けLINE公式アカウント「やまぐち子育てAIコンシェルジュ」へのシステム提供を開始しました。
DACではDialogOne®の提供を通じ、山口県在住の子育て世帯(ユーザー)が探している子育て情報へのアクセスを容易にし、正確かつ迅速な情報提供を支援しています。
本記事では、取り組みの背景や導入いただいた「やまぐち子育てAIコンシェルジュ」についてご紹介します。
取り組みの背景
総務省の「地方自治体におけるAI・RPAの実証実験・導入状況等調査」によると、業務においてAIを導入している106の自治体のうち半数を上回る55の自治体が、行政サービスの案内にチャットボットを活用しており、全国の地方自治体におけるチャットボット活用のニーズは高まっています。
山口県においては、県民からの子育て全般に関する質問に対して24時間365日対応できる仕組みを構築し、行政サービスの質向上と県民の負担軽減を図ることで、総合的な子育て支援の強化を目指しています。
本取り組みにおいて導入されたDACの「DialogOne®」は、コミュニケーションプラットフォームであるLINEと連携したメッセージング管理ソリューションで、ユーザーとの双方向コミュニケーションの実現を可能にします。また、ALBERTの「スグレス」は、ユーザー毎に最適化されたコミュニケーションを実現するAI・高性能チャットボットであり、これまで多くの自治体の子育て相談システムへ導入実績があります。
東京都渋谷区においては、「DialogOne®」と「スグレス」を連携したシステムを導入しており、区民への子育て情報の提供に活用されています。 DACとALBERTは今回、山口県においても2つのソリューションを連携することで、山口県が目指す、子育て世代への正確かつ迅速な情報提供を支援します。
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「やまぐち子育てAIコンシェルジュ」について
「やまぐち子育てAIコンシェルジュ」は、県民からの妊娠・出産・子育てに関する問合せに24時間365日対応するAIチャットボットと、母子手帳アプリ「母子モ」を組み合わせることにより、子育て世代への一貫した伴走型支援を目指して取り組むシステムです。
【特長】
・リッチメニューの表示を6件から12件に拡大
・AIチャットボットが24時間365日、問合せに自動応答
・ユーザーアンケート(解決確認データ)をもとにAIが自動で学習し回答精度を向上
・外出先でも最寄りの子育て支援の施設情報等を検索可能(県内対象、ユーザーの位置情報を活用)
【登録方法】
以下URLよりLINEを起動いただくと、友だち登録が可能です。
https://page.line.me/084livws?openQrModal=true
山口県 村岡嗣政知事からは、以下のコメントを頂いています。
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山口県では「みんなで子育て応援山口県」の推進を掲げ、若い世代が安心して子どもを生み育てることができる環境づくりを進めています。その取組の一つとして、デジタル技術を活用した総合的な子育て支援システム『やまぐち子育てAIコンシェルジュ』の構築に取り組んでおり、このたびLINEを基盤としたサービスの本格運用を開始することとなりました。
本格運用に伴いLINE公式アカウントに表示するメニューを増加させますが、これにより他のSNSやアプリとの連携が進み、妊娠から子育てに至る必要な情報が一元的に得られるようになるため、仕事と家事に忙しい子育て世帯にとって、本システムの利便性が一層向上する効果が期待できます。
県では、市町等と連携して、デジタル時代に即した子育てしやすい環境づくりを推進してまいりますので、皆様、ぜひご利用ください。
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まとめ
今回は、スグレスと共にDialogOne®を導入いただいた、山口県の「やまぐちAIコンシェルジュ」についてご紹介しました。
DACとALBERTは今後も両社の持つサービスの強みを掛け合わせ、自治体が蓄積している膨大なデータをもとに、利便性の高い住民向けサービスの提供支援や課題の解決に向けたサポート体制を強化するとともに、自治体におけるLINE公式アカウント活用を支援してまいります。
自治体でのLINE活用についてお困りごとなどございましたら、ぜひDACまでご相談ください。