オンライン購入の需要が高まる中、各媒体がショップ機能を強化しています。
GoogleやFacebook/Instagramに続いて、直近ではPinterestでもショップ機能がリリースされました。
今回はその中でもInstagramショップに注目し、Instagramショップとはどんなものなのか、ショップ開設のポイントについてご紹介いたします。
「Instagramショップってどんなものなの?」
「Instagramショップ開設にあたって押さえておくポイントとは?」
「ショップ開設済みだけどよしあしがわからない」
そんな疑問やお悩みをお持ちの方は参考にして頂ければと思います!
Instagramショップとは
Instagramショップとは、アプリ内で表示可能な無料のオンラインショップです。
Instagramアプリ内からECサイトの商品詳細ページに遷移することができるため、
認知から購入までのシームレスな購入導線をつくることができます。
ショップを作成すると、投稿に商品タグを設置することができ、投稿からInstagramショップ内の商品詳細に簡単に遷移することが出来ます。
日本のユーザーにおいては、商品タグのついた投稿から商品詳細を見る割合が、他国の3倍、2020年昨対比では65%増となっており、特に購入促進への効果が期待されます 。
Instagramショップで陥りやすい課題
Instagramショップを閲覧していると、たまにこのようなケースに遭遇します。
・ショップ上ではセール価格である一方で、ECサイトでは定価になっている
・ショップに掲載されていて気になった商品が、ECサイトでは品切れ状態
・ショップからECサイトに遷移しようとしたら、エラーが表示され、ECサイト上で商品の閲覧や購入ができない
気になる商品を見つけた際、このようなことが起こるとがっかりしてしまいますよね。
商品探しに手間取ってしまうショップでは、ユーザーは離脱してしまうほか、ブランド棄損にもつながりかねません。
では、なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。
Instagramショップの運用において要となるのが「商品カタログ」の更新です。
Instagramショップに掲載する商品の情報は、Facebookコマースマネージャーの「商品カタログ」で管理します。
「商品カタログ」を作成する際のポイントは、カタログの情報とECサイトの価格/在庫情報を一致させることです。
不一致が発生していると、先ほど挙げたように、ユーザーのショッピング体験を損なってしまいます。
また、プラットフォームの審査により、不一致が発生する商品は審査落ちをして表示対象外となるほか、継続する場合はアカウント自体に停止措置等が講じられる可能性があります 。
そのような事態が起きないようにするためには、商品を管理するFacebookコマースマネージャーの「商品カタログ」をECサイトと連動して更新することが重要となります。
Instagramショップの商品カタログ設定方法
前述の通り、Instagramショップに自社商品を表示させるには、Facebookコマースマネージャーの「商品カタログ」を作成しInstagramアカウントに連携することが必要になります。
「商品カタログ」は次の3つの方法で作成できます。
① Facebookコマースマネージャーに手動で商品を追加
② Facebook認定のパートナーツール(Shopify等)のAPI連携
③ データフィードを自動アップロード
Facebookコマースマネージャーに手動で商品を追加
Facebookコマースマネージャー上で、手動で商品追加をする方法です。
商品数が数点の場合は、手動で気軽にアップすることが可能です。
一方で、商品数が多い場合や最新情報の更新が多い場合、手動での更新作業は煩雑となり、価格と在庫の不一致も発生しやすくなります。
継続的な運用という点では、課題が出てくることが想定されます。
Facebook認定のパートナーツール(Shopify等)のAPI連携
Shopify等のFacebook認定パートナーであるECプラットフォームを利用してECサイトを運営している場合は、API連携によりInstagramショップへの自動連動が容易に行えます。
一方で、ECプラットフォームへの登録情報がそのまま反映されるため、ECサイト上で非表示となっている商品が製品カタログに連携・表示されていないかどうかは、モニタリングを行うことをおすすめします。
また、商品名や商品説明文はサイト情報のままInstagramショップに掲載されるため、Instagramショップにおける表示仕様に合わせた字数調整などができません。
データフィードを自動アップロード【推奨】
データフィードとは、商品情報を媒体仕様に合わせて加工して送信する仕組みのことです。
この仕組みを利用して、ECサイトの最新情報をもとにデータフィードを自動アップロードすることができます。
クローリング機能を利用することで、ECサイトと連動して更新がおこなえるため工数削減&不一致回避につながります。また、商品情報を自動取得した上で、商品名や商品説明文の加工を行うことができます。
一方で、データフィードの自動アップロードには、データフィードマネジメントツールの導入が不可欠となるため、初期や月額にツール費用が発生します。
DACのInstagramショップサポート体制
DACでは、Instagramショップ開設から運用改善まで、ワンストップのサポート体制を整えています。
もっとも重要となる「商品カタログ」の運用については、データフィードマネジメントツール「Seil」を活用し、自社ECの情報と連動した商品カタログの自動生成は勿論、効果最大化に向けた柔軟な運用改善を提供します。
既に、Instagramショップを開設されている企業向けに【Instagramショップ無料診断】を実施中です。
現在のショップの状況の診断から、これからの運用改善に向けたご提案をさせて頂きますので、ショップ運用にお悩みの方や不安な点がある方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ:Instagramショップ開設のポイントは商品カタログ
今回は、Instagramショップの始め方と注意点として、商品カタログの設定に焦点をあててご紹介しました。
次回はショップ開設後の運用フェーズでのポイントを解説する予定です。
DACでは、ECモールの活用や、オウンドサイトの活用など、Eコマースにおけるマーケティング施策に関するご相談をお待ちしております。
是非、お問い合わせください!