「LINEを運用しているがこのままでいいのか不安…」
「Messaging APIとよく目にするが何かよくわからない…」
こんなお悩みをお持ちの方に向けて、LINEのMessaging APIについて解説します!
Messaging API(メッセージング エーピーアイ)はLINEが提供しているオプションサービスの1つです。Messaging APIを導入すると、LINEを通してさまざまな体験を提供することができるようになります。
ぜひ今後のLINE公式アカウント運用のご参考にしてください!
※本記事はトーチライト運営の「TeLAS」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。
LINEのMessaging APIとは?
Messaging APIとは、LINEが一般公開しているAPIであり、より質の高い双方向のコミュニケーションが実現できます。
そもそもAPIは、一般的にソフトウェアやプログラム、Webサービスの間をつなぐインターフェースであり、Messaging APIにおいてはLINEのアプリケーションとその他のアプリケーションをつなぎ、メッセージ配信機能を拡張するための仕組みです。
Messaging APIを活用すると、伝えたい情報をより伝わりやすい形で、届けたいユーザーに配信できるようになります。
次の章で具体的な機能についてご紹介します。
Messaging APIの活用頻度の高い機能5選
1. さまざまな形式でのメッセージ配信
任意のタイミングで送信できるプッシュメッセージやユーザーからのメッセージに自動で応答する自動応答メッセージを配信できます。
テキスト以外にもスタンプ、画像、動画、音声、イメージマップによるメッセージなど、用途に応じた形式で配信可能です。
2. ユーザーデータの収集、蓄積
友だち情報
ユーザー名、プロフィール画像、ステータスメッセージを取得できます。
ユーザーから送信されたコンテンツ
画像・動画・音声等のファイルも一定期間取得可能です。
アンケートデータ
Messaging APIを使ってアンケートを実施することで、パーソナルデータを収集し、活用できます。
トラッキングデータ
オウンドメディア等Webサイトの回遊状況を収集し、活用できます。
既存顧客データ
ID連携を活用することで、プロバイダー(企業や開発者)が提供するサービスの既存ユーザーアカウントと、LINE公式アカウントの友だちになっているアカウントを安全に連携できます。
3. グループトークへの参加
ユーザーがLINE公式アカウントをトークルームやグループに招待すると、チャットに参加できます。
グループトーク内でもメッセージを送ることができますが、同時に複数のLINE公式アカウントは参加できません。
※[Messaging API設定]タブで、[グループトーク・複数人トークへの参加を許可する]を有効にする必要があります。
4. リッチメニューのカスタマイズ
トーク画面の下部に表示されるリッチメニューをカスタマイズできます。
ユーザー単位でリッチメニューをリンクさせたり、タブ切り替えのように動的なメニュー設定をしたりすることが可能です。
5. メッセージ配信数の取得
Messaging APIから送信されたLINE公式アカウントのメッセージ数を取得できます。
送信数を把握することで今後の配信スケジュールを設計しやすくなったり、配信の効果検証に役立てたりすることができます。
Messaging APIの活用|セグメント配信
Messaging APIの機能を組み合わせながら活用することで、標準機能では難しい高度な配信ができます。
今回は活用頻度が高いセグメント配信についてご紹介します。
セグメント配信は、属性などで絞り込んだ特定のユーザーにメッセージを配信することです。
Messaging APIを活用すると、LINEで収集したデータをもとに任意のセグメントを作成することが可能です。
例えば下記のようなデータを活用してユーザーを絞り込み、新商品の動画コンテンツとクーポンを配信するというセグメント配信が可能です。
Messaging APIを活用してセグメント配信をすることで、ユーザーに関心のある情報を届けやすくなり、ブロック率の低下や配信コストの削減につながります。
Messaging APIを利用するには?
LINE公式アカウントをお持ちの方であれば、すべてのプランで利用ができ、毎月一定数のメッセージを無料で配信できます。
ただしMessaging APIを実装するためには、LINEヤフー社が提供しているAPIと企業のシステムをつなぐ開発が必要です。
もし企業が自社で開発をする場合、初期開発・保守・アップデートに多大な時間とコストを要します。
そのため、LINEヤフー社のパートナー企業が提供するAPI対応ツールを活用し、導入・運用コストを削減することがおすすめです。
API対応ツールは多く存在するため、用途に応じた最適なツールを選定していきましょう。
おわりに
Messaging APIを活用することで、LINE公式アカウントの活用の幅を大きく広げることができます。
LINEはユーザーとのコミュニケーションに最適なプラットフォームです。
プラットフォームの強みをより活かす方法を考えていきましょう。
「自社のアカウントではどんな活用ができるだろう?」
「使ってみたいけど、どのAPI対応ツールを選べばいいのかわからない」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください!
Hakuhodo DY ONEではMessaging API対応ソリューション「DialogOne®」を提供しています。
またトーチライト社と連携し、企業のLINE公式アカウント運用を支援する「SNS運用コンサルティングサービス」を提供しています。
LINE公式アカウントの開設サポートから運用の戦略設計まで、一気通貫で対応していますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
※本記事はトーチライト運営の「TeLAS」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。