みなさんは企業が提供している無料のLINEスタンプを使ったことはありますか?無料でかわいいスタンプがもらえると、ついダウンロードしてしまいますよね。
LINEスタンプは、LINE公式アカウントで上手く活用すれば、友だちの数を増やしたりアカウントの認知を拡大させたりすることが出来ます。 今回はLINEスタンプの種類や活用するメリット、そしてLINEスタンプを活用した集客の施策をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。
※LINEヤフー社への社名変更に伴い、一部記載を更新しました(2023/10/2)
LINEプロモーションスタンプとは?
LINEスタンプは、テキストメッセージのチャット内に挿入できるイラストや写真のことを指します。文字よりもダイレクトに感情を表現することができるため、約7割のユーザーがトーク内で使用している機能です。
引用:LINE Business Guide 2022年7月-9月期
スタンプのなかでも、企業がユーザーに無料または条件付きで提供しているスタンプのことを「LINEプロモーションスタンプ」と言います。
引用:LINE Business Guide 2022年7月-9月期
LINEプロモーションスタンプを活用するメリットは、友だちとのコミュニケーションツールとしてスタンプを使用することで、「見る広告」ではなく「使ってもらう広告」を実現できるところです。また、ユーザー同士でスタンプを送り合うことでさらに伝播するため、スタンプがユーザーに利用されるほど、企業やブランドの認知を拡大することができます。
また、ユーザーがLINEプロモーションスタンプをダウンロードする際にその企業のLINE公式アカウントの友だち追加が必要となります。この導線があることで、一度にたくさんの友だちを集めることも可能になります。企業は友だちを集めることができ、ユーザーは無料でスタンプをダウンロードできるため、お互いにとって有益な施策と言えるでしょう。
引用:LINE Business Guide 2022年7月-9月期
プロモーションスタンプは誰でも利用できる?
LINEプロモーションスタンプを実施するには、以下のいずれかに該当することが条件となります。
- LINE公式アカウントを開設していて、LINEヤフー社の審査を通過した「認証済アカウント」であること
- LINE公式アカウントは開設していないが、LINEヤフー社が定めるLINEプロモーションスタンプ審査ガイドライン(※1)を通過したアカウントであること
1と2のどちらかに当てはまれば、プロモーションスタンプを利用することができます。ただし、それぞれ利用できるスタンプの種類が異なりますので、以下の表を参考にしてください。
引用:LINE Business Guide 2022年7月-9月期
LINE公式アカウントのなかでも法人・個人を問わず誰でも習得できる「未認証アカウント」はプロモーションスタンプを利用することができません。利用したい場合は、LINEヤフー社の審査を受けて、アカウント認証されるための対応が必要となります。
目的に合わせて選ぶ、3種類のプロモーションスタンプ
プロモーションスタンプは大きく分けて「スポンサードスタンプ」「ダイレクトスタンプ」「CPDスタンプ」の3種類があります。1つずつ特徴をご紹介します。
スポンサードスタンプ
広告主が、「自社のオリジナルLINEスタンプ」をLINE内のスタンプショップ経由で無料提供できる広告商品を、スポンサードスタンプと言います。スタンプショップに掲載されることで、ユーザーの目に留まりやすく、友だち追加と共にダウンロード数が多く見込めるのが特徴です。一度の実施で、約200万人の友だちを集めることができると言われているため、膨大なリーチ数を獲得したい方におすすめの施策です。
一方で、「無料でスタンプがもらえるから」という理由でスタンプをダウンロードし、その後すぐにブロックをしてしまうユーザーも多く存在します。友だち追加後にユーザーにブロックされないために、スポンサードスタンプを行う際にはLINE公式アカウント内のコミュニケーションもしっかりと設計する必要があります。
ダイレクトスタンプ
ダイレクトスタンプは、スタンプショップを介さずに自社のオリジナルLINEスタンプをユーザーに無料提供できる広告商品です。スタンプショップに掲載されない分、比較的実施ハードルが低い価格設定となっています。
ただ、ユーザーにダウンロードされるには、オウンドメディアや自社SNS、LINE公式アカウントでの告知など、広告主がスタンプの告知を行う必要があります。告知を行わないとスタンプがダウンロードされない可能性もあるため、ダウンロードしてもらえるように他の広告施策の設計も行いましょう。
また、ダイレクトスタンプは、ダウンロード可能期間を延長することができます。4週間を延長1回分の単位として、最大で24週(延長3回)までダウンロード期間を設定でき、延長1回分の追加料金は100万円(税別)です。長い期間で実施したい人にはおすすめの施策です。ただし、ダウンロード開始日以降の延長はできないため注意しましょう。
CPDスタンプ
CPDスタンプは、従量課金型の成果保証の広告商品です。スタンプショップに掲載されるプランと、掲載せずに広告主が告知をするプランの2種類が用意されており、最低出稿価格は300万円〜と、他の施策と比べて実施しやすい価格になっています。
また、従量課金という特徴を活かした様々なキャンペーン設計ができます。たとえば、「〇〇を購入した方の先着10万名様にオリジナルLINEスタンプをプレゼント!」というような先着キャンペーンでCPDスタンプを活用する方法があります。それ以外にも既存顧客限定のキャンペーンや、DMやチラシなどの印刷物を用いたキャンペーンなど、幅広く活用していくこともできます。
また、掲載開始後にロットを追加することもできるため、残りのダウンロード数が少なければ追加するなどして、状況に応じた柔軟な対応ができるところも魅力のひとつです。
※ダウンロード上限数に達した、またはダウンロード期間が終了したスタンプのロットの追加はできません。
※実際の消化が発注ロットに達しなかった場合でも、発注ロット・価格での請求となります。
このように、LINEプロモーションスタンプには様々な種類があります。それぞれ内容や金額に大きな違いがあるので、どのプロモーションスタンプが自社にとって効果的か、課題に合わせた選定が必要です。
また、今回ご紹介した3種類のスタンプ以外にも、ミッションの追加やクリエイターとのコラボなど、LINEプロモーションスタンプにはさまざまなオプションがありますので、気になる方はぜひお問合せください。
おわりに
LINEプロモーションスタンプを活用した施策は、たくさんの友だちを集めたり、アカウントの認知を拡大させたりすることができます。
しかし、LINEプロモーションスタンプを実施するだけでは簡単にブロックされてしまい、せっかく獲得した友だちとコミュニケーションが取れないままになってしまいます。そのため、スタンプを無料配布するだけで終わらせず、友だち追加後のコミュニケーションをしっかりと設計して、アカウントを運用していきましょう。
なおLINEプロモーションスタンプを実施する場合は、代理店を通じての申込が必要です。(※価格はどの代理店でも変わりません。)DACではトーチライトの他、各広告会社と連携して、スタンプの申込からその後のLINE公式アカウントの運用を支援を行っています(SNS運用コンサルティングサービス)。また、Messaging API対応ソリューション「DialogOne®」を提供しています。
LINE公式アカウント活用においてお困りごとがございましたら、ぜひご相談ください。
※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。