みなさんは企業が提供している無料のLINEスタンプを使ったことはありますか?
無料でかわいいスタンプがもらえると知って、ついダウンロードしてしまいますよね。
そんなLINEスタンプを、LINE公式アカウントで上手く活用すれば、友だちの数を増やしたり、アカウントの認知を拡大させたりすることが出来ます。
今回はLINEスタンプの種類や活用するメリット、そしてLINEスタンプを活用した集客の施策をご紹介しますので、ぜひご覧ください!
※本記事はトーチライト運営の「TeLAS」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。
LINEプロモーションスタンプとは?
文字よりもダイレクトに感情を表現することができるため、約7割のユーザーがトーク内で使用している機能です。
ユーザー同士のコミュニケーションを豊かにするために、多様なデザインが提供されています。
スタンプの魅力は、そのユニークさと親しみやすさにあり、使うシーンも非常に多岐に渡ります。
日常的なやり取りや特別なイベント、お祝いごとなど、その場面に適したスタンプを選ぶことで、感情表現を豊かにする役割を果たしています。
スタンプのなかでも、企業がユーザーに無料または条件付きで提供しているスタンプのことを「LINEプロモーションスタンプ」と言います。
LINEプロモーションスタンプを活用することで、企業はさまざまなメリットを得られます。
特に、特定のターゲットに絞ったプロモーション活動が可能であり、ブランドへのなじみやすさも大きなポイントとなります。
さらに、スタンプを通じてユーザーとの接点が増えるため、信頼関係を築く手助けにもなります。
メリットをもう少し掘り下げてみましょう。
LINEプロモーションスタンプを友だちとのコミュニケーションツールとして使用することで、「見る広告」ではなく「使ってもらう広告」を実現できる点もあります。
ユーザー同士でスタンプを送り合うことでさらに伝播するため、スタンプがユーザーに利用されるほど、企業やブランドの認知を拡大することができます。
特に、使いやすく魅力的なスタンプは、ユーザーが友人に推薦する際にも役立ちます。
このように、日常的なやり取りの中での露出が、ブランドの好感度を高めることにつながります。
引用:LINEプロモーションスタンプ 2024年10月-2025年3月期
また、ユーザーがLINEプロモーションスタンプをダウンロードする際にその企業のLINE公式アカウントの友だち追加が必要となります。
この導線があることで、一度にたくさんの友だちを集めることも可能になります。
企業は友だちを集めることができ、ユーザーは無料でスタンプをダウンロードできるため、お互いにとって有益な施策と言えるでしょう。
プロモーションスタンプは誰でも利用できる?
LINEプロモーションスタンプを実施するには、以下2つのどちらかであることが条件となります。
1. LINE公式アカウントを開設していて、LINE社の審査を通過した「認証済アカウント」であること
2. LINE公式アカウントは開設していないけど、LINE社が定めるLINEプロモーションスタンプ審査ガイドライン※1を通過したアカウントであること
※1 審査ガイドライン: https://www.linebiz.com/jp/service/line-promotion-sticker/guideline/
1と2のどちらかに当てはまれば、プロモーションスタンプを利用することができます。
ただし、それぞれ利用できるスタンプの種類が異なりますので、以下の表を参考にしてください。
引用:LINEプロモーションスタンプ 2024年10月-2025年3月期
LINE公式アカウントのなかでも法人・個人を問わず誰でも習得できる「未認証アカウント」は、プロモーションスタンプを利用することができません。
利用したい場合は、LINE社の審査を受けて、アカウント認証されるための対応が必要となります。
目的によって選ぶ3種類のプロモーションスタンプ
プロモーションスタンプの種類は大きく分けて3つあります。
目的によって使い分けるのは一般的ですが、LINEプロモーションスタンプの利用には、さまざまな費用が発生します。
具体的な料金体系は、選択するスタンプの種類によって異なり、自社の予算や目的に応じて最適なプランを選ぶことが重要です。
一般的に、スタンプの広告料金は数百万円からスタートし、高額なプランでは何千万円に及ぶこともあります。
以下で詳しく解説していきます。
スポンサードスタンプ
広告主が自社のオリジナルLINEスタンプをLINE内のスタンプショップ経由で無料提供できる広告商品を、スポンサードスタンプと言います。
スタンプショップに掲載されることで、ユーザーの目に留まりやすく、ダウンロード数が多く見込めるのが特徴です。
一度の実施で、約200万人の友だちを集めることができると言われているため、膨大なリーチ数を獲得したい方におすすめの施策です。
一方で、「無料でスタンプがもらえるから」という理由でスタンプをダウンロードし、その後すぐにブロックをしてしまうユーザーも多く存在します。
友だち追加後にユーザーにブロックされないために、スポンサードスタンプを行う際には、LINE公式アカウント内のコミュニケーションもしっかりと設計する必要があります。
※2024年11月時点
ダイレクトスタンプ
ダイレクトスタンプは、スタンプショップを介さずに自社のオリジナルLINEスタンプをユーザーに無料提供できる広告商品です。
スタンプショップに掲載されない分、ユーザーにダウンロードされるには、オウンドメディアや自社SNS、LINE公式アカウントでの告知など、広告主がスタンプの告知を行う必要があります。
告知を行わないとスタンプがダウンロードされない可能性もあるため、ダウンロードしてもらえるように他の広告施策の設計も行いましょう。
また、ダイレクトスタンプは、ダウンロード可能期間を延長することができます。
4週間を延長1回分の単位として、最大で24週(延長3回)までダウンロード期間を設定でき、延長1回分の追加料金は100万円(税別)です。
長い期間で実施したい人にはおすすめの施策ですが、ダウンロード開始日以降の延長はできないため注意しましょう。
※2024年11月時点
CPDスタンプ
CPDスタンプは、従量課金型の成果保証の広告商品です。
スタンプショップに掲載されるプランと、掲載せずに広告主が告知をするプランの2種類が用意されており、最低出稿価格は200万円〜と、他の施策と比べて実施しやすい価格になっています。
従量課金という特徴を活かした様々なキャンペーン設計ができるのが特徴です。
たとえば、「〇〇を購入した方の先着10万名様にオリジナルLINEスタンプをプレゼント!」というような先着キャンペーンでCPDスタンプを活用する方法があります。
それ以外にも既存顧客限定のキャンペーンや、DMやチラシなどの印刷物を用いたキャンペーンなど、幅広く活用していくこともできます。
また、掲載開始後にロットを追加することもできるため、残りのダウンロード数が少なければ追加するなどして、状況に応じた柔軟な対応ができるところも魅力のひとつです。
※ダウンロード上限数に達した、またはダウンロード期間が終了したスタンプのロットの追加はできません。
※実際の消化が発注ロットに達しなかった場合でも、発注ロット・価格での請求となります。
このように、LINEプロモーションスタンプにはさまざまな種類があります。
それぞれ内容や金額に大きな違いがあるので、どのプロモーションスタンプが自社にとって効果的か、課題に合わせた選定が必要です。
また、今回ご紹介した3種類のスタンプ以外にも、ミッションの追加やクリエイターとのコラボなど、LINEプロモーションスタンプにはさまざまなオプションがあります。
ほかのスタンプについては、またの機会にご紹介しますね。
おわりに 〜LINEプロモーションスタンプを有効活用しよう〜
いかがでしたか?
LINEプロモーションスタンプを活用した施策は、たくさんの友だちを集めたり、アカウントの認知を拡大させたりすることができます。
プロモーションスタンプにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる目的やターゲットに合わせて活用できるため、正しい選択が成功の鍵を握ることもお伝えしました。
しかし、LINEプロモーションスタンプを実施するだけでは簡単にブロックされてしまい、せっかく獲得した友だちとコミュニケーションが取れないままになってしまいます。
そのため、スタンプを無料配布するだけで終わらせず、友だち追加後のコミュニケーションを設計して、アカウントを運用していきましょう。
今後もLINEプロモーションスタンプは、デジタルマーケティングにおいて重要な役割を果たしていくことでしょう。
企業がこのツールをどのように活用するかによって、その成功が大きく左右されるため、戦略的なアプローチが必要です。
なおLINEプロモーションスタンプを実施する場合は、代理店を通じての申込が必要です。
※価格はどの代理店でも変わりません。
Hakuhodo DY ONEではLINEのMessaging API対応ソリューション「DialogOne®」を提供しています。
またトーチライト社と連携し、企業のLINE公式アカウント運用を支援する「SNS運用コンサルティングサービス」を提供しています。
LINE公式アカウントの開設サポートから運用の戦略設計まで、一気通貫で対応していますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
※本記事はトーチライト運営の「TeLAS」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。