タグマネージャーの中をしっかり管理できていますか?~タグマネの設定内容を可視化する「ワンタグコンバーター」のご紹介~

 2022.09.27  株式会社Hakuhodo DY ONE

いまやタグマネージャーを使って、広告配信や計測を開始するためのタグを設定するのは当たり前になってきています。けれど、古く使われなくなったタグは、誰がどのように管理していますか?

タグマネージャーはタグの設定に大変便利なツールではありますが、運用や管理に課題を抱えている方も多くいらっしゃるようです。

本記事では、煩雑化するタグ管理についての課題の整理と、これまで多くの企業のタグ管理経験からサービス化し提供を行っている「ワンタグコンバーター」を用いた解決方法を紹介します。


タグマネージャー利用における課題

Webサイトのタグ管理に大変便利なタグマネージャー。弊社タグチームでは、年間500件以上の案件で、タグマネージャーを活用したタグの設定対応をしています。

一方で、規模が大きいほど、関わる広告会社や担当者、タグの更新頻度が増えるため、サイト内のタグ設定状況の把握が困難になる傾向があります。そのような状況ですと、「サイトに設定されているタグの全体像を把握できている人間がいない」という事態に陥っているケースも見受けられます。

タグをきちんと管理できていないと、計測が正しく行えないだけではなく、最悪の場合、Webサイトへも影響が出てしまう可能性があります。詳しくは別記事でご紹介しておりますのでご参照ください。(記事の最後にご紹介があります。)

 

「ワンタグコンバーター」とは

DACで開発・提供を行っている「ワンタグコンバーター」は、タグマネージャーに設定されたタグの詳細情報を管理画面からエクスポート(抽出)して一覧化する弊社独自のサービスです。(※1)

タグマネージャー上で設定の詳細情報を確認する場合は、階層が深くなっているため、部分的に設定を検索することが困難なケースも少なくありません。「ワンタグコンバーター」を活用することで、各ツールのタグ設定情報を1つのExcelに整理することができ、タグマネージャーの管理画面では把握しづらい設定の詳細を可視化することが可能となります。

※1:対象のタグマネージャーは現在、Google タグマネージャー(GTM)のみとなります。

<納品レポートイメージ>

  • トリガーの設定

    ワンタグコンバーター_01

  • 変数の設定
ワンタグコンバーター_02


  • タグの設定

    ワンタグコンバーター_03


DACでは「ワンタグコンバーター」を含め、タグに関連する一連のサービスを「TagMasters」としてご提供しています。ぜひ資料で詳細をご確認いただけますと幸いです。

TagMasters ご紹介資料 

活用事例

ここでは、実際に弊社にご依頼いただいた事例をご紹介します。
自社内でタグの実装・運用している企業においても、定期的なタグの棚卸しツールとしてご活用いただくことが可能です。

ケース:1)前任担当者の異動

前任の担当者が異動してしまい、
タグの設定状況がわからなくなってしまった。

POINT!

弊社が用意したフォーマットでは、一元的に把握しづらいタグマネージャーの管理画面の内容を一覧化し分かりやすくアウトプットしておりますので、スムーズなタグの情報確認が可能です。エクスポートしたファイルで、既存のタグ/トリガー/変数の設定状況を一覧で確認頂きました。

属人的なタグの管理はリスクが高く、組織で管理可能な状態が理想です。組織でタグ管理を行うための第一歩として、既存タグの設定状況の可視化を目的にご活用いただけます。

ワンタグコンバーター_01-1

 

ケース:2)用途不明のタグが放置されてしまっている

誰が何の目的で設定したのか分からないタグが放置されており、
一度整理をしたい。

POINT!

ワンタグコンバーターは、タグの断捨離ツールとしてご活用いただけます。タグが放置された状態は、Webサイトに悪影響を与えてしまうリスクがあり、定期的に不要なタグの削除を推奨します。

既存の設定内容を一覧化したドキュメント上でタグ精査を行っていただくことで、タグの精査にかかる人的リソースを削減します。

ワンタグコンバーター_02-1

 

ケース:3)改修対象タグの抽出

サイトリニューアルに伴い、タグの発火条件を変更したいが、
改修対象がどのタグかわからない。

POINT!

ワンタグコンバーターでエクスポートしたファイル上で、改修が必要となるタグを事前に把握することが可能です。事前にタグの改修を済ませることで、サイトリニューアル後も問題なくタグの計測を行うことができます。

改修対象のタグを把握できておらず計測不備が発生して気が付く、という事例はよくあるケースです。しかし、目視確認では漏れのリスクがあるかつ、膨大なリソースがかかってしまいます。ワンタグコンバーターにより、漏れなく確認が可能かつ、人的リソースの削減が可能です。

ワンタグコンバーター_03-1

 

まとめ

今回は、タグ管理における課題とタグマネージャーの設定内容を可視化する「ワンタグコンバーター」について紹介しました。

DACでは、タグマネージャーやAdobe AnalyticsGoogle アナリティクス(UAGA4などアクセス解析ツールの導入・運用サポートの実績が数多くあります。また、ワンタグコンバーターをはじめ、タグにまつわるサービスを「TagMasters」として提供しています。

今回ご紹介した内容以外にも、タグに関する様々なご相談を承っています。お困りの課題をお持ちの際は、ぜひお問い合わせください。

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