GA利用者必読!※オプトアウト推奨※UAからGA4への自動移行についてのご案内

 2023.02.17  株式会社Hakuhodo DY ONE

※2023/3/6更新
公式ヘルプページにおいて自動移行予定日が「3月以降」という表記への更新がされているようです。ヘルプページ上でGoogle自身も自動移行ではなく手動移行を推奨しています。

GoogleHelppage_230306※画像元:公式ヘルプページ(2023/3/6現在)

まだの方は、1日でも早いオプトアウトのご対応をお願いできますと幸いです。

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旧来のGoogle アナリティクス(ユニバーサル アナリティクス)の無償版がいよいよ2023年の6月末で計測が停止されます。それに伴い、無償版のプロパティを利用している企業に対して、影響の大きいアップデートが予定されています。

具体的には、3月1日より、ユニバーサル アナリティクス(以下、UA)のプロパティの設定が引き継がれたGoogle アナリティクス 4(以下、GA4)が自動的に作成されます。

「自動的に作成されるならラッキー!」と思われる方も多いかもしれませんが、意図しない設定になる可能性もあるため、自動移行されたくない場合には、2/28までにオプトアウトが必要です。

次項より対象となるプロパティならびに「メリット」「デメリット」また、具体的なオプトアウト方法についてご案内します。すでにGA4を導入済みの方も影響がある可能性があります。特にGoogleAdsとUAを連携している場合、自動移行されると広告運用にも影響を与える可能性がありますので、以下内容をぜひご確認ください。 

対象となるプロパティ

以下のプロパティが対象となります。

◆全ての無償版UAプロパティ(GA4移行済みプロパティも含む) 

※既にGA4のプロパティを作成し、設定が完了している場合でも自動でプロパティが作られてしまう可能性があります。
有償版は、自動移行の対象外となります。

自動移行=UAからGA4移行に際しての手間が省けるというわけではありません。
以下に、UAがGA4に自動移行されるにあたってのメリットとデメリットをまとめておりますが、デメリットが多いため、DACではオプトアウトを推奨しています。

プロパティの有償版と無償版の見分け方に関しては、以下キャプチャの通り、プロパティに「360」と記載があるか否かで見分けてください。前述の通り、自動移行の対象は無償版のみで、有償版については対象外となります。

ua-ga4_automatic-transition01

 

 

自動移行の「メリット」と「デメリット」

自動移行によるメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

・GA4でとりあえず基本指標の計測ができる

デメリット

◆計測関連
・UAでビュー単位で権限を付与されていた場合、GA4のプロパティが作成されても閲覧できない
・設定されているUAのタグによっては、自動移行されたGA4では計測できない可能性がある
スマートゴールは自動移行の対象外
・UAで設定している目標と全く同じではなく、似せたイベントが自動設定されることもある(条件が変わる可能性あり)
・カスタムイベントは意図した計測設計にならない可能性が高い


◆Google広告関連
・UAでGoogleAdsとのアカウント連携をしている場合、自動でGA4もアカウント連携がされる
 →自動タグ設定をオンにしている場合、GA4ではオーバーライド設定ができないため、手動パラメータ(utm_sourceなど)の値が意図したとおりに反映されないことがある

・UAコンバージョンを入札に使用している場合、自動生成されたGA4コンバージョンイベントに置き換わってしま
 →意図しないコンバージョンで入札してしまう可能性、入札ソースが変わるため挙動がブレる可能性がある

UAで作成したオーディエンスリストをGoogle広告で使用している場合、同等の要素を持ったGA4のリストが勝手に組み合わされるが、く同じ条件ではない可能性もあり

 

オプトアウトの手順

オプトアウトの手順は下記キャプチャをご参照ください。 
UAの管理画面にログイン後、「管理」>プロパティ列の「GA設定アシスタント」から対応をお願いいたします。 
 
 
ua-ga4_automatic-transition02
 
なお、 UA⇒ GA4自動移行についての詳細は以下ヘルプをご確認ください。
https://support.google.com/analytics/answer/12938611?hl=ja#zippy=%2Cin-this-article
 

 


まとめ

改めてのご案内となりますが、旧来のGAであったUAの無償版がいよいよ今年6月末で計測が停止されます。7月以降はUAのデータの計測自体ができず、今までのデータは新しいGA4に引継がれません。

UAとGA4では計測仕様も異なり、必要な計測を移行するには時間が要することもあります。前の期間と比較したレポート作成・分析をするには、GA4にデータを貯める必要がありますので、まだ移行を進めていない場合は早めにご対応をお願いいたします。

DACではGA4の導入や活用をサポートさせていただいております。
これを機にGA4移行やご相談事項がありましたらぜひお声がけください。 

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