【新機能】AmazonDSPでコンバージョンUP!時間帯予算調整機能で"モーメント"を捉える最適化戦略

 2024.12.03  井戸 眞生

こんにちは!
Hakuhodo DY ONEのコマースDX横断対応組織「CROSS COMMERCE Studio」です。

プレスリリースでも発信いたしましたが、国内で初めて、Amazon DSPの「時間帯予算調整」機能を用いた広告運用サービスを提供開始いたしました!
本記事では、Amazon DSP「時間帯予算調整」機能を搭載したAmazon広告自動運用ツール「Commerce Flow」の概要と、新機能「時間帯予算調整」について、配信実績を交えながらその重要性と特徴をご紹介いたします。

Amazonプライム感謝祭(2024年10月)の事例も記載していますので、ブラックフライデーや年末年始の商戦期にもお役立ていただけます!

Commerce Flowの活用をご検討中の方、またはAmazon DSPの自動運用ツールにご関心をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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Amazon広告の自動運用ツール「Commerce Flow」とは

Commerce Flowは、negocia株式会社(以下、ネゴシア)が開発したAmazon広告の自動運用ツールです。
独自開発のSophia AIエンジンを搭載しており、入札単価の調整やキーワード選定などを過去の配信結果から学習したデータを基に自動で広告運用を実行。人手による運用を超える高度な最適化を実現します。

詳しくはこちらの記事をご参考ください。
AIを活用したAmazon広告自動運用ツール「Commerce Flow」のご紹介
【導入事例多数】Amazon広告自動運用ツール Commerce Flowの詳細解説!

これまで「Commerce Flow」は、Amazonスポンサー広告の「自動入札機能」「時間帯自動最適化機能」を活用し、Amazonに出品する企業の売上最大化を支援してきましたが、
この度、2024年9月よりAmazon DSPの「時間帯予算調整」機能の提供を開始いたしました。

国内初!Amazon DSPの「時間帯予算調整」機能とその特長

「時間帯予算調整」機能とは、時間帯ごとに予算の強弱を設定することで予算配分を最適化できる機能です。この機能の特長は大きく2つあります。

Point 1. "モーメント"を捉えた最適化配信による効果的な広告運用

Amazon DSPの「時間帯予算調整」は、Amazonスポンサー広告の既存機能と組み合わせることで、より戦略的な広告運用をすることができます。
例えば、テレビCMの放送時間に合わせて広告予算を調整することで、認知度が高まるタイミングを逃さず効果的なアプローチが可能です。

このように時間帯ごとの予算配分を最適化することで、ユーザーの購買意欲が高まるタイミングで、つまり”モーメント”を捉えて広告を表示できます。
結果として、認知から購入までの顧客ジャーニー全体を通じて、Amazon内での売上最大化につながる広告配信を実現できます。
commerceflow-時間帯CTRグラフ

Point 2. 時間帯ごとの予算配分を精密にコントロール

Amazon DSPの「時間帯予算調整」では、1日の広告予算を1時間単位で詳細に設定できます。
この機能により、各時間帯の累積配信比率を調整し、広告費用を効果的にコントロールすることが可能になります。

たとえば、大型タイムセールに合わせて特定の時間帯に予算を集中させたり、顧客の行動パターンに応じて効果的な時間帯に重点配信したりすることができます。
この機能の活用により、より効率的な広告運用を実現できるのです。
commerceflow-時間帯予算調整

このように、Amazon DSPの「時間帯予算調整」機能を活用することで、“モーメント”を捉えた最適化配信と、時間帯ごとの細かな予算配分コントロールが可能となり、広告運用の効率化と効果改善を実現できます。
Amazon Adsを通じて認知から獲得までのフルファネルの広告戦略を最適化できるようになりました。

Amazonプライム感謝祭に見る:時間帯別分析が示す「時間帯予算調整」の重要性

「Amazon DSPの時間帯予算調整は本当に効果があるのか?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
具体的なデータを見ながら、その重要性について検証してみましょう。

直近の2024年Amazonプライム感謝祭を事例として、時間帯別の広告効果を分析しました。
以下のグラフは、プライム感謝祭期間中(2024年10月17日~20日、※先行セール含む)における時間帯別インプレッション数の推移を示しています。
commerceflow-時間帯広告効果

このグラフからAmazon DSPの「時間帯予算調整」機能の重要性が明確に見えてきます。
以下に、主な傾向と重要なポイントをご説明します:

  • ピーク時間帯の最適化:夜間(18時~22時頃)にインプレッション数が最大となる傾向があるため、この時間帯への重点的な予算配分により、より多くの潜在顧客へのリーチが期待できます。
  • 効率的な予算配分:深夜帯(1時以降)はインプレッション数が大きく減少するため、この時間帯の予算を抑制し、効果的な時間帯へ振り分けることで、広告費用の効率化とROIの向上が図れます。
  • 朝型ユーザーへのアプローチ:午前から昼にかけて(6時~12時頃)インプレッション数が徐々に上昇する傾向を活用し、適切な予算配分により、朝型の購買習慣を持つユーザーへ効果的にアプローチできます。
  • 予算切れの防止:時間帯別の傾向を把握し、適切な予算配分を行うことで、重要な時間帯での予算切れリスクを軽減できます。これは特に、大型セールやキャンペーン期間において重要です。

このグラフは一例に過ぎませんが、自社の商品やターゲット顧客の特性に応じた時間帯別傾向を把握し、「時間帯予算調整」機能を活用することが重要です。
自社のデータ分析に基づいて最適な時間帯に予算を配分することで、Amazon DSP広告運用の効果を高めることができます。
この機能を戦略的に活用することが、各企業の独自の強みを活かした広告展開を実現する上でポイントになると言えるでしょう。

「時間帯予算調整」機能を活用したAmazon DSPの配信実績

では、実際に「時間帯予算調整」機能を活用した広告配信は、どのくらいの効果があるのでしょうか?
本機能を導入したキャンペーンでは、
機能を活用しなかった場合と比較して、次のような改善効果が得られています。

  • CPM(1,000インプレッション当たりの配信費用):31%削減
  • CPA(1コンバージョンあたりの費用):32%削減

commerceflow-時間帯予算調整効果

これらの数値は、「時間帯予算調整」機能が広告効果を大きく向上させる可能性を示しています。

まとめ

本記事では、Amazon広告の自動運用ツール「Commerce Flow」の新機能である「時間帯予算調整」について紹介しました。この機能の活用により、広告効果の向上効率的な予算配分を実現できます。

特に、Amazonブラックフライデーや年末年始セールなどの大型セールシーズンでは、本機能が効果を発揮します。Commerce Flowの「時間帯予算調整」機能を活用して、セール期間中の売上最大化を目指しましょう。

Commerce Flowは、最適な広告配信と自動運用による作業効率化を同時に実現できる、運用者の強力なパートナーです。
Amazon DSPを活用した広告運用や効果的な運用方法にご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

詳細はCommerce Flowのサービス紹介ページをご覧ください。

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この記事の執筆者

井戸 眞生

2023年にDACへ入社。前職では、営業を経験した後、美容家電を取り扱うEC担当者として従事。

2023年にDACへ入社。前職では、営業を経験した後、美...

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