DMP×ChatGPT|キーワードプランニングを効率化する新機能を提供開始!

 2023.09.20  丸屋 直美

2022年11月にリリースされて以降、その精度の高さから大きな話題となっているChatGPT。
ChatGPTを利用した業務改善も度々話題になっていますが、まだうまく業務に取り入れられていないという方も多いのではないでしょうか。

この度DACでは、弊社が提供するDMP「AudienceOne®︎」のキーワード拡張機能において、ChatGPTを活用した新機能を開発しました。

本記事では、キーワードプランニングの効率化を実現した新機能についてご紹介します。

ChatGPTのビジネス活用について

ChatGPTは、アメリカのOpenAI社によって開発された対話型AIモデルです。
さまざまな種類のテキストデータによって訓練され、自然言語処理技術が高いことが特徴です。
人間のような自然な応答を生成することができ、一般的な質問に答えたり会話の流れにあわせて応答したりする能力を持つため、世界中で注目を集めているサービスです。

ChatGPTを利用するためには、OpenAI提供のSaaSサービスのほか、APIで連携して利用するという方法があります。
APIによって送られたテキストデータは、原則モデルの学習に利用されないため、情報漏洩のリスクなどを防ぐことが可能です。

DACが提供するDMP「AudienceOne®︎」においても、ChatGPTのAPIを利用した新機能を実装しました。

DACが提供するDMP「AudienceOne®︎」について

AudienceOne®︎とは、DACが開発・提供をしている、月間4.8億ユニークブラウザと1億以上のモバイル広告ID、2兆レコード以上の膨大な3rdパーティデータと多様なデータパートナーから提供された専門領域データ(2ndパーティデータ)を保有し、そのデータを解析して高精度なセグメントデータを生成・提供する国内最大級のデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)です。

AudienceOne®︎は、新規顧客の獲得から既存顧客のLTV向上までを一気通貫で実現する高度なマーケティング環境を実現する、さまざまな機能を提供しています。

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今回、ChatGPTを利用した新機能が実装されたのは「キーワード拡張機能」です。

AudienceOne®︎のキーワード拡張機能と課題

キーワード拡張機能とは、特定のキーワードに対して関心を持っているユーザーを捕捉し、セグメント化できる機能です。
キーワード拡張機能は、広告配信のターゲティングにおいて、よく活用されています。

キーワード拡張機能を利用することで、AudienceOne®︎が保有する2兆以上のレコードの中から特定のキーワードを検索したユーザー、または今後検索するであろうユーザーを捕捉することができ、任意の商材・サービスに関心はあるものの指名検索に至っていない、興味関心層〜比較検討層をセグメント化、ターゲティングすることができます。

任意のキーワードを軸に案件毎にセグメント化・ターゲティングできるため、デフォルトセットのセグメントでは捉えにくいユーザー群を抽出することができ、より効果的なターゲティングでの広告配信が可能となります。
このキーワード拡張を利用した広告配信で重要になるのが、効果的なターゲティングができながらも、配信ボリュームを確保できるキーワードの選定です。

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しかし、そのようなキーワードをいくつも考えるのは時間がかかるうえに、外部のキーワード検索ツールを使ってAudienceOne®︎に登録して、という作業を繰り返すのも億劫、という声がありました。

キーワード拡張機能の活用を効率化する2つの新機能

キーワード拡張機能を利用するためのキーワードプランニングは、ボリュームを確保できるように配慮しつつ、複数のキーワードを選定するという問題点がありました。
こうした課題を解決するべく、2つの新機能を開発しました。

キーワードサジェスト機能

1つ目は、入力されたキーワードをもとに類似キーワードの提案を行うキーワードサジェスト機能です。

キーワード拡張では、20個までキーワードを入力することができ、キーワード数が多いほど捕捉できるユーザー数も多くなります。
キーワードサジェスト機能では、少ないキーワードをもとにChatGPTが類似のキーワード候補を提案してくれます。
提示れた候補の中から追加したいキーワードを選択するだけで、簡単にキーワードを増やすことが可能です。

UU数見積もり機能

2つ目は、選定したキーワードに対するUU数を簡単に確認できる、見積もり機能です。

キーワード選定を行う中で、そのキーワードでボリュームが確保できるか、という点も重要になります。
この新機能では、キーワードを選定すると数十秒で見積もりUU数を確認できるため、ボリュームを確認しつつキーワードを選ぶことが可能になります。

また、キーワードサジェスト機能と見積もり機能は同じ画面で操作できるため、UU数を確認しながらどのキーワードを選ぶか検討でき、キーワードプランニングを一つの画面内で完結させることが可能です。

AudienceOne®︎画面で新機能を利用する方法

キーワード拡張モデル新規登録画面上において、推定検索キーワードに任意のキーワードを入力し「キーワードを探す」ボタンを押してください。ChatGPTから提案された15件ほどのキーワードが表示されます。

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表示されたキーワードを選択することで、簡単に複数のキーワード選定でき、AudienceOne®︎の1つの画面内でキーワードプランニングが完結できるようになっています。

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UU数の見積もりを取るためには、「UU数見積もり」ボタンを押してください。
推定検索キーワードと接触キーワードから見積もることができます。
接触キーワードは任意ですが、登録することでより関心度の高いユーザーを多く確保することが可能です。

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見積もりボタンを押してから結果が表示されるまで30秒ほどかかりますが、画面のリロードはせずにお待ちください。
入力されたキーワードから見積もられたUU数が表示されます。

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72時間以内の見積もりの結果は履歴からも確認できます。
ここからキーワードを選択することも可能です。

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まとめ

今回は、キーワード拡張の新機能をご紹介しました。

キーワード拡張は、ユーザーセグメントを案件に合わせて柔軟に設定、広告配信などに利用できる機能です。
潜在的なユーザーに広く届けるためには効果的なキーワードの選定や見積もりが不可欠であり、今回ご紹介した新機能を用いることで、容易にキーワードプランニングをすることが可能になります。

デフォルトのユーザーセグメントでは捉えられない層に広告配信を行いたい方、またChatGPTの活用に興味のある方は是非ご活用ください。

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この記事の執筆者

丸屋 直美

2020年にDACへ新卒で入社し、AudienceOne®︎の新機能開発やUIUXデザインを担当。AudienceOne®︎をより使いやすく便利なプロダクトにすべく日々改善を行っている。

2020年にDACへ新卒で入社し、AudienceOne...

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