Amazon DSPでは、ターゲティング配信を行う際に利用できる多様なオーディエンスデータを用意しています。
DACが提供するDMP「AudienceOne®︎」からも、 ターゲティング配信に活用できる各種オーディエンスデータを連携しています。
そしてこの度、BtoBのターゲティング配信を容易に行える、企業属性データを用いたオーディエンスデータの連携を開始しました。
本記事では、新たな連携データであるBtoBオーディエンスと、そのユースケースについてご紹介します。
Amazon DSPへのデータ連携について
昨今、各プラットフォームやDSP上では豊富なデータを保有しており、様々なターゲティング配信を可能にしています。しかし、そのデータによって全てのユーザーを網羅できるわけではなく、ターゲティングが難しい範囲もあります。
そこでAudienceOne®では、様々なプラットフォーマーやDSPに対して、ターゲティング広告の配信に活用可能な各種オーディエンスデータを連携しています。
その中でもAmazon DSPについては、 Amazon DSPの管理画面上でAudienceOne®のオーディエンスが選択可能になっており、容易にデータ活用できるようになっています。
AudienceOne®から連携しているデータとしては、AudienceOne®が保有する約1,000の「属性」および「興味関心」のオーディエンスセグメントなどが挙げられます。
- 「属性」セグメント
Web上の行動から推定される性別・年代や世帯年収、居住地・勤務地などのオーディエンス - 「興味関心」セグメント
商材、ライフスタイル、趣味など、特定のカテゴリに興味や関心があるとされるオーディエンス
これらのオーディエンスデータを活用することで、想定するペルソナに近いユーザーに対する効率的なアプローチを可能にします。
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・【連携手順がシンプルに!】
Amazon DSPでのAudienceOne®のオーディエンス利用について
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新たに連携を開始したBtoBオーディエンス
AudienceOne®からAmazon DSPに連携しているオーディエンスに、ユーソナーの保有する企業属性データをもとに作成した、BtoBターゲティングに最適なオーディエンスが追加されました。
これにより、オーディエンスが所属していると推測される企業属性に基づいたターゲティング配信が可能になります。
ユーソナーのBtoBオーディエンスについて
ユーソナーでは、9.3 億件におよぶ過去の変遷、略称、IP 情報などを蓄積した日本最大の法人企業データベースである「LBC」を保有しています。
このデータをもとにした企業規模や業種、売上高、利益、従業員数などの豊富なシグナルを、特定の企業に属すると予測されるターゲットオーディエンスにリーチするために活用することが可能です。
BtoBマーケティングを行うにあたって、Amazonが提供しているオーディエンスだけではリーチできなかったオーディエンスにリーチすることが可能になります。
BtoB オーディエンスのユースケース
Amazon DSPでの配信では、Amazon Adsが提供している「ライフスタイル」「インマーケット」などのオーディエンスと、AudienceOne®の連携データを含む、Amazon外のアクティビティに基づいたオーディエンス(3rdパーティオーディエンス)が利用可能です。
これらに加えてユーソナーのBtoBオーディエンスを合わせて利用することで、ターゲットへのリーチや広告の関連性を向上させることが期待できます。
今回は、2つのユースケースをご紹介します。
ユースケース①:法人向け携帯端末の宣伝
携帯端末の法人向けサービスの認知向上を目的に広告配信を行う際には、企業の規模に合わせたプランの訴求を行う必要があります。
中小企業向けのプランを訴求したい場合でも、製品や商品への関心に基づくAmazonオーディエンスや、職種に基づくAudienceOne®のオーディエンスだけでは、ターゲットの企業規模まで指定することは困難でした。
そこで、ユーソナーのBtoBオーディエンスが用意している「従業員規模」の活用が有効です。
「50人未満」や「100人未満」など従業員規模を指定したオーディエンスが利用できるため、ターゲットとした規模の企業への効率的なリーチが可能です。
ユースケース②:オフィス向け機器などの販売促進
コピー機などのオフィス向け機器を訴求する際には、オフィス向け機器を必要とする企業のみにアプローチできることが理想的です。
しかし、製品や商品への関心に基づくAmazonオーディエンスや、職種に基づくAudienceOne®のオーディエンスでは、ターゲットの業種まで指定することは困難でした。
そこで、ユーソナーのBtoBオーディエンスが用意している「業種」の活用が有効です。
オフィス向け機器に親和性が低いであろう「漁業」「農業・林業」などのオーディエンスを除いた業種を指定することで、より親和性の高いオーディエンスのみリーチすることが可能になります。
Amazon DSPでBtoBオーディエンスを利用する方法
① オーディエンスを使用したい Advertiser の「Audiences」タブを開きます。
② Third party をチェックし、AudienceOne を開いて「Audiences by uSonar」を表示します。
③ 利用したいオーディエンスを1つ選び、[Add]します。
④ 「Third-party audience policy(規約)」の[Agree and continue(同意して続ける)]をクリックします。Statusが「Active」になると使用可能になります。
※この作業はアドバタイザーにつき 1 回行います。
まとめ
Amazon DSPでは、「属性」や「興味関心」に基づく AudienceOne®のオーディエンスに加え、ユーソナーのBtoBオーディエンスともデータ連携を開始したことで、今まではターゲティングすることが中々難しかったBtoBに向けた配信が可能になりました。
また、Amazon Adsが提供する「ライフスタイル」「インマーケット」のオーディエンスや、AudienceOne®のオーディエンスと組み合わせて利用することで、ターゲットユーザーへのリーチ拡大や、広告の関連性向上も見込まれます。
BtoB向けの広告施策を検討している方はぜひご活用ください。
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