昨今さまざまな業界において「DX」に対する熱量が増しており、オンライン上でどのように顧客接点を持つか、がますます重要視されています。
オンライン施策の1つである「LINE公式アカウント」は、新規にアカウントを開設・導入をする企業が急激に増加し飽和状態となっています。そこで重要になるのが『競合企業との差別化』です。
今回は昨年「トーチライト・DACの考えるLINE最新戦略~LINE公式アカウントで始めるDXの第一歩~」と題して2社共催で開催しましたセミナー内容をお届けします。
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【終了済】トーチライト・DACの考えるLINE最新戦略~LINE公式アカウントで始めるDXの第一歩~
開催日時:2021/11/9(火)15:00~16:00
セミナーの開催概要・詳細はこちら>>>
※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を編集の上、転載する形で掲載しています。
“公式アカウントDX”の重要性
公式アカウントDXとは?
今回のセミナーのタイトルである“公式アカウントDX”
“公式アカウントDX”とは、株式会社トーチライト(以下、トーチライト)とDACで提唱している、今後推進すべきLINE領域におけるDX手法の造語です。
一般的なDX施策では顧客接点をデジタル化し、それらのデータをCDPなどの顧客基盤に蓄積することで、そのデータを活用したさまざまな戦略を実行することができます。“公式アカウントDX”の場合、ユーザーとの接点やデータ基盤をLINE公式アカウントに代替することで、対応負荷を最小限に抑えながら企業のDXをサポートすることができると考えています。
ブランドの「ファン」になってもらうために
私たち生活者は、無数にある選択肢のなかから都度意思決定をして商品を購買しています。継続的に商品を買ってもらうことのハードルが非常に高くなっており、そのためには企業や生活者に「ブランドのファン」になってもらう必要があります。
「パレートの法則」では、売上の8割は、顧客のうち2割の熱狂的なファンから生まれていると言われており、このファン層をどう囲い込んでおくか、ファン層へどのように引き上げていくかを考えていくのがマーケティングで非常に重要です。
顧客との1つ1つのタッチポイントでUXを高めるだけでは顧客の定着は難しく、一貫したコミュニケーションを行い、顧客接点全体を通じた良質なCXを提供することで、顧客を”ファン化“させることができます。そのためには「データ」が非常に重要な要素になることは、言うまでもありません。
冒頭のDXでもあったように、生活者との接点をなるべくデジタル化し、データ基盤にお客様の情報をためていく、そしてデータを元にコミュニケーション戦略を考えるというのがファンを作り、売上を上げていくための基本方針になります。 「顧客接点をデジタル化」し、「CX(顧客体験)戦略を実行」することでさらなるデータ蓄積につながり、マーケティングが最適化されていきます。
このようにデータを活用することでマーケティングを最適化・効率化していくことを一般的には「マーケティングDX」といい、トーチライト・DACでは、このマーケティングDXを「LINE公式アカウント」によって実現しようと考えています。
“公式アカウントDX”実現のために抑えておくべきポイント
なぜ、データ基盤が必要なのか
LINEは生活者との接点が非常に多く、アカウントやミニアプリを通してユーザーのデータを取得することができ、顧客データを管理するための基盤としては非常に優秀なプラットフォームです。
「データ基盤」の必要性が重視されている背景に、データに関する環境の変化が影響しています。個人情報保護法の改正やCookieなどの3rd パーティデータへの規制等、企業が“個人”を識別してコミュニケーションを取ることが非常に難しくなっています。そのため、大量のユーザーを抱えるプラットフォーム上で発行されるIDの価値が見直されておりますが、そのなかでもLINEは非常に価値が高いということがいえます。
“公式アカウントDX”を実現するためのステップ
公式アカウントDXにおける基本的なステップは、以下の3つです。
- STEP.1:集客・データ蓄積…アカウントに友だちを集め、ユーザーのデータを蓄積
- STEP.2:データ活用 …蓄積したデータを活用し、メッセージ配信や広告などの短期施策に活用
- STEP.3:良質なCXの実現 …蓄積したデータからコミュニケーション戦略を立ててCXの改善を行う
これらを実現することで、冒頭でご説明したような効率的なサイクルを生み出し、マーケティング施策を最適化することができます。
※それぞれのステップでの具体施策や手法については、別途ご紹介予定です。
すぐに知りたい場合は、こちらよりお問合せください。
“公式アカウントDX”実現のために必要なこと
“公式アカウントDX”実現のためには、LINE公式アカウントでのデータ取得とアカウント戦略から施策実行までを一期通貫で行える運用体制が必要です。
しかし企業がLINE公式アカウントを十分に活用できているとは言えない現状があり、その背景として、LINEに関する専門性の無さやリソース不足があります。トーチライト・DACでは、これらの領域を一気通貫で対応できるサービスを提供しています。
『データ収集』の領域においては、DACが開発・提供している「DialogOne®︎」が活躍します。
DialogOne®︎は、LINE Messaging API対応したメッセージング管理ソリューションであり、LINEにおけるデータ活用基盤です。企業が自社でLINE社のAPIに対応しようとすると、多額のコストや時間が必要です。しかし、DialogOne®を導入いただくことでAPIの開発や運用負荷をかけることなく、APIで実現できるさまざまな機能を利用することが可能です。また、企業のLINE公式アカウント活用における多様なニーズに対応するために、多彩な機能を提供しています。
また追加の開発費用は発生しますが、無数にあるカスタマイズ機能のなかから、ご要望に合わせて必要な機能を追加提供しています。技術力については、LINE社執行役員の池端氏からのお墨付きもいただいているほど、体制面でも注力しています(※1)。
※1:アワード受賞時に寄せていただいたコメントより
(https://www.dac.co.jp/index.php?p=press/2020/20200227_lineaward)
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「アカウント設計」においては、スタッフ部門であるプロダクト担当者や運用担当者は、特定の領域に注力することでより専門性の高いアウトプットを提供することに注力しています。フロント部門である、営業・カスタマーサクセスはこれらの領域を横断して情報をキャッチアップすることでLINE全般の知見を深め、より質の高い提案を行うことが可能になります。
これらの専門性・網羅性を兼ね備えたフロント部隊が、過去の運用実績を基に作成したフレームワークに沿って戦略設計を行います。このフレームワークに沿って戦略とコンセプト、施策、KPIを設定することで、ゴールまでのイメージを明確にしたうえでアカウント運用に移ることができます。
また、広告も含めたオペレーション領域を1つの事業として展開していますので、各種入稿シートやフォーマットを取り揃え、安心して運用をお任せいただけるような環境を整備しています。レポーティングに関しても、洗練されたフォーマットで日々の小さな変化を観測できるだけでなく、圧倒的な情報量から他社活用事例の提供など、自社内のリソースのみでは対応が難しい領域も盛り込んだ内容となっています。
トーチライト・DACのLINEスペシャリストチームでは、アカウント戦略設計からレポーティングに至るまでの役割を一気通貫で提供しており、各役割の専任の担当者がワンチームで全面的にサポートすることで、企業のLINE公式アカウントでのCXを実現します。
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おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は「トーチライト・DACの考えるLINE最新戦略~LINE公式アカウントで始めるDXの第一歩~」のセミナーレポートをご紹介しました。
LINE公式アカウントにてデータの活用をお悩みの方や、企業でDXやデータ戦略を担当している方々に、ぜひご参考にしていただければ幸いです。
※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を編集の上、転載する形で掲載しています。
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