LINE上のユーザー行動を配信に活用しよう。トラッキング機能の使い方紹介。

 2018.11.29  株式会社Hakuhodo DY ONE

前回の記事では、『LINEをマーケティングツールとして活用するうえで重要なことは、顧客セグメント毎にメッセージングをする事』だとお伝えしました。そのセグメントを作成する材料として、「トラッキング機能」で取得したデータを活用いただくことが可能です。また、「トラッキング機能」を使って計測したデータを、アカウント運用効率を上げる材料として活用いただくことも可能です。

本記事では、詳細なセグメント作成にも、アカウント運用分析にも役立つ、「トラッキング機能」の使い方をぜひ知っていただければと思います。

※最終更新:2021/10/21

トラッキング機能の特徴

そもそも「トラッキング機能」とは?

「トラッキング機能」をご利用いただくことで、企業アカウントから送信したメッセージへの反応や、LINE内ブラウザ上でのユーザーのオンライン行動を計測することができます。

送信したリンクのクリック状況やその後コンバージョンに至ったかどうかや、特定の商品ページをよく閲覧するユーザーの可視化も可能なため、計測結果をリターゲティング配信等に活用することができます。LINE公式アカウントだけでは、オンライン行動を分析することはできないため、このようなリターゲティング配信はできません。弊社のDialogOne®トラッキング機能」を使用することでオンライン行動に基づくリターゲティング配信が可能になります。

また、Googleアナリティクスのような分析ツールでトラッキングすることも可能ですが、これらは一定期間経過すると自動で削除される、「cookie」を使用してトラッキングしているため、継続的な分析をすることはできません。それに比べLINEを使ったトラッキングは基本的に変わることのないLINEのユーザーIDを基にしているため、継続的にデータを蓄積し分析することが可能です。

「トラッキング機能」の特徴

「トラッキング機能」は、トラッキングタグを設置するだけでユーザーのオンライン行動を計測できることが特徴です。また、トラッキングタグが収集したデータを基に、セグメントを作成することが可能です。アンケートのように質問を考える必要がないため導入が手軽で、ユーザビリティを損ないません。このように専用のタグを設置するだけで、セグメント作成に欠かせないユーザーの趣味嗜好データをオンライン行動から収集することができる点が大きな特徴です。



トラッキング機能の活用方法

具体的な利用方法

LINE内ブラウザでのオンライン行動のトラッキングは、DialogOne®の管理画面から発行したトラッキングタグを自社サイトの任意ページに埋め込むことで、利用することが可能です。
トラッキングタグはDialogOne®管理画面から簡単に発行することができます。

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トラッキング機能で「ユーザーアクション」と「Web回遊状況」を可視化

「トラッキング機能」を利用することで分かることは、大きく分けて2つあります。

配信コンテンツに対するユーザーアクション分析

配信したリンクやコンテンツのクリック状況を個別に計測し、コンテンツへの反応ごとにセグメントを作成することができます。また、商品やサービスのコンバージョン成立となるページにトラッキングタグを設置することで、何件のコンバージョンがどこのページを経由して発生したのかを割り出すことが可能です。「トラッキング機能」は、アカウントの運用効率を可視化し、配信効率を向上させるために欠かせない機能となっています。

Webページ回遊状況

LINE内ブラウザで開いたWebページの回遊状況を計測することが可能です。例えば「特定の商品のページによく訪問するユーザー」といったセグメントを作成し、リターゲティング配信を行うことで配信の効率化を図ることができます。また、ECサイトなどで商品詳細ページに遷移しているものの購入(コンバージョン)まで至っていない、つまりコンバージョン成立となるページに遷移していないユーザーに対して、閲覧した商品のリターゲティング配信を行うことで購入を促すといった活用も可能です。

商品詳細ページを見ているものの、購入(CV)には至らないユーザーセグメントへのリターゲティング配信の概要図
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まとめ

「トラッキング機能」は使うだけで、配信やアカウント運用に役立つたくさんのユーザー情報を収集できる機能です。改めて、DialogOne®の「トラッキング機能」で出来ることを整理します。

1. 配信したコンテンツへのユーザーアクションの分析
2. Webページでのオンライン行動(ページ遷移)の計測
3. 1・2のユーザーのアクションや趣味嗜好に合わせた細かなセグメント作成

この3点は、メッセージング効率化とアカウント運用効率化、どちらにも欠かせない要素です。また、冒頭でお伝えした通り、LINEのユーザーIDを基にしているため、継続的にデータを蓄積し分析することが可能です。

この機会に「トラッキング機能」を活用して、効率的にLINE公式アカウントの運用をしませんか?

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この記事の執筆者

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