「AudienceOne®」と マーケティングプラットフォーム「b→dash」のデータ連携による活用方法をご紹介

 2018.08.22  株式会社Hakuhodo DY ONE

はじめに

AudienceOne® では、クライアントが運用している外部ツールやプライベートDMP(CDP)に対して、3rdパーティデータを提供するサービス「AudienceOne Discovery®」を展開しています。

今回、 AudienceOne® Discovery によって、マーケティングプラットフォーム「b→dash」と AudienceOne® がシステム連携を行いましたので、今回の連携によるメリットや具体的な活用方法を詳しくご紹介させていただきます。

AudienceOne® Discoveryについて詳しくはサービス紹介ページをご覧ください。

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マーケティングプラットフォーム「b→dash」との連携とは?

「b→dash」とは、フロムスクラッチ社が開発し、提供するマーケティングプラットフォームです。プライベートDMP(CDP)やDWH(データウェアハウス)としての役割や、MA(マーケティング・オートメーション) / CCCM(クロスチャネル・キャンペーン・マネジメント) / レコメンド / Web接客の活用機能、アナリティクス / BIツールとしての分析機能をはじめとして、あらゆる機能をオールインワンで搭載しています。

今回、b→dash と AudienceOne® を連携することにより、クライアントが自社で保有している1stパーティデータ(b→dashで保持しているデータ)だけではユーザーを詳細なセグメントに分けることが困難だった部分を、AudienceOne® が保有する3rdパーティデータを活用して、ユーザーの属性情報や趣味嗜好などを可視化し、情報を補足してセグメント化することで広告配信に活用できるようになりました。

例えば、b→dashのレコメンド機能やWebPush機能を利用する時に、AudienceOne® のセグメントを活用することで、ユーザーの属性や趣味嗜好に分けてにクリエイティブを出し分けることができます。

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AudienceOne® と連携した b→dash の活用方法

今回の連携について、b→dash でどのようなことができるのでしょうか?その活用方法などを、フロムスクラッチ社の担当者にインタビューしました。

> これまでの課題はどのような部分にあるのでしょうか?

マーケティング活動の目的として、「既存顧客へのリテンション」と「新規顧客の獲得」に分けて考えた時に、「既存顧客へのリテンション」に関しては、データを活用した効率的なマーケティングが実現できる状況ですが、「新規顧客の獲得」に関しては、データを十分に活用したマーケティングの実現が難しい状況です。

具体的に、「既存顧客へのリテンション」は、例えば、自社の購買データや行動ログを活用したプッシュ施策(メールやLINE等)やWebサイトのパーソナライズ等、現状でも1stパーティデータを活用したマーケティングを実施できている状況です。

しかし、「新規顧客の獲得」は、例えば、自社のWebサイトにアクセスしているだけで、コンバージョン等をしていない未知のユーザーは、自社では十分なデータを保持していないため、データを活用した効率的なマーケティングを実施するのは難しい状態でした。さらに、自社のWebサイトに訪れていない未知のユーザーについては、そもそも自社では3rdパーティデータを保持していないため、データを活用することができませんでした。

> AudienceOne® のデータを活用することで、具体的にどのような施策が可能になるのでしょうか?


未知のユーザーに対しては、例えば、自社のWebサイト上で b→dash のWebPush機能を利用する時に、AudienceOne® の属性データを活用してポップアップバナーを出し分ける等、今までは3rdパーティデータがないことでできなかった施策が実施できます。

既存顧客に対しても、AudienceOne® の3rdパーティデータと自社の1stパーティデータを掛け合わせた条件によってユーザーのセグメントを抽出し、メールやLINE等のプッシュ施策に活用することで、リテンションの向上につなげることができると考えています。

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また、AudienceOne® の3rdパーティデータと自社の1stパーティデータの両方をつなぎ合わせることで、認知や興味・関心の段階から購買後のリテンションの段階まで、ユーザーの動向をカスタマージャーニー全体を通して可視化することができるようになります。
これにより、施策全体の状況を把握しながらPDCAサイクルをまわすことで、マーケティング全体のROIを改善していくことができると考えています。

そして今回の連携により、自社の1stパーティデータを AudienceOne® に取り込むことも可能になっています。既存顧客に類似(Look-a-Like)したユーザーを AudienceOne® の3rdパーティデータを活用して抽出することで、自社のWEBサイトに訪れていないユーザーへ、アプローチすることができるようになります。
これらの施策により、新規獲得の効率を向上させることができると考えています。

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> 今回の連携に期待するポイントを教えてください。

AudienceOne® が保有する多種多様な3rdパーティデータと、自社で保有する1stパーティデータを掛け合わせて活用することで、よりパーソナライズされたユーザー体験を創出し、企業のマーケティング活動の効率化に貢献できることを期待しています。
また、マーケティング先進国の欧米等と同等以上に、マーケティングにおけるデータ活用が浸透していくことを期待しています。

まとめ

クライアントが自社で保有する1stパーティデータに3rdパーティデータを付与することで、よりそのユーザー像を明瞭にすることができ、これまで実施できなかった切り口でのターゲティングや分析が可能になります。

DACでは、b→dashを始め、クライアントが利用するマーケティングツールを、よりご活用いただけるよう支援いたします。

ご興味がございましたら、是非お問い合わせください。

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