※2020年3月更新※
LINEbeaconは、2020年3月でサービスの新規販売を終了しております。
あらかじめご了承ください。
近年、ビーコンを活用した施策を行っている企業は増えつつあります。特にLINE社が提供している「LINE Beacon」を採用し、マーケティングに活用している企業が増えている状況です。
今回は、「そもそもビーコンとは何か」「ビーコンを活用するメリットは何か」、またLINE Beaconを「すでに導入している企業はどのように活用しているのか」を、事例を交えながらご紹介します。
ビーコンのおさらい
ご存知の方も多いかと思いますが、まずはそもそも「ビーコン」についてのおさらいです。
ビーコン(Beacon)とは、低消費電力の近距離無線技術「Bluetooth Low Energy」(BLE)を利用した新しい位置特定技術、また、その技術を利用した端末のことを指します。この端末の発信する電波圏内に入ったユーザーに対して、コンテンツの配信をしたり、メッセージ通知を送ったりすることができます。
ビーコンを活用するメリット
ビーコンを活用するメリットとしては、広告やWebサイトをユーザーが自ら開かずとも、情報を届けることができること、そしてその情報接触と実際の来店行動を紐つけて考えることが出来る、ということが挙げられます。
また、発信する電波の強度を調節することで、「特定の場所に来たユーザーだけに、コンテンツを送信する」といった使い方ができます。例えば、電波の発信圏を店舗の中だけにすることで、『来店したユーザーだけにクーポン情報を通知する』といったことが可能となり、クローズドなキャンペーンの実施も出来るようになります。
ビーコンの活用用途としては、大きく分けて「集客」と「CRM」に分かれます。「集客」ではLINEアカウントの友だち獲得を目的とし、店舗やその近辺でアテンションバナーを飛ばすことで店舗への誘導をかけることが多いです。その一方で最近増えているのが、CRM目的の活用となります。
ビーコン活用事例
ここからは、具体的にビーコンを導入して活用されている事例をご紹介します。さきほどもご紹介した通り、CRM目的での活用が増加傾向にありますので、今回はCRM利用での事例になります。
ビーコン活用事例(1)
大手飲料メーカーのキリンビバレッジ株式会社様は、対象自動販売機で飲料を購入ごとに、ドリンクポイントが付与され、規定のドリンクポイントがたまると好きな飲料と無料で交換可能な特典電子チケットが獲得できるサービスを通し、固定客の囲い込みや新規顧客の開拓、LINEデータと連携した購入データの分析を行っています。
購入データは、メーカーの商品企画やマーケティング活動に活用されています。
ビーコン活用事例(2)
他の某大手飲料メーカー様は、量販店で実施キャンペーンの告知を行っています。
レシート投稿キャンペーンやLINEマイレージキャンペーンへの参加を促し、参加させることでLINEのuid(LINE上のユニークな識別子)をキーに店舗来訪、商品購入のフェーズに分けて分析を行っています。
投稿されたレシート画像の分析を行えば、同時購入商品や購入時刻など通常は取得が難しいPOSデータを活用することも可能となっています。
関連記事
・実店舗での購買に繋がる集客をLINE上で出来るレシートキャンペーンとは?
・LINEを活用してロイヤリティを高める!マイレージ施策のご紹介
・ID連携(自社データをLINEでのコミュニケーションに活用するには)
まとめ
今回は『ビーコンを活用したO2O施策』についてご紹介しました。ビーコンを活用することで、今まで取得することが難しかった「誰が」「どこで」「何を」購入しているかというデータを活用したマーケティング施策の実施が可能となりました。
今回ご紹介したビーコン施策は、弊社のLINE対応ソリューション「DialogOne®」を導入していただき、ビーコン用にカスタマイズを行うことや以前ブログでもご紹介したtangerineとの連携によって施策の実施が非常に行いやすくなっています。ユーザー、そして利用企業どちらにとってもメリットが盛り沢山のため、ぜひご活用ください。
関連URL
・DialogOne®サービスサイト
・DialogOne®に関するお問い合わせはこちらからお願い致します。