マーケティングの課題として、売上向上やリピーター獲得は多くの企業にとって重要なテーマです。
よく目にするお悩みですが、これらの課題を解決するには戦略的なアプローチが必要です。
そこで本記事では、LINE公式アカウントでリピーターを獲得する方法をご紹介していきます。
売上向上にはなぜリピーターが重要なのか?などの理由も踏まえながらご紹介していきます。
本記事がマーケティング課題の解決の糸口となれば嬉しいです! では、早速本題に入りましょう。
※本記事はトーチライト運営の「TeLAS」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。
売上を伸ばすポイントは既存顧客にあり!
企業のKGI(Key Goal Indicator)である売上アップを実現するためには、新規顧客と既存顧客=リピーターの役割を深く理解することが重要です。
パレートの法則を参考にすると、売上の8割は2割の既存顧客から生まれ、売上の2割は8割の新規顧客から生まれます。
つまり、リピーター獲得こそが売上基盤を強化する上で極めて重要であると私たちは考えます。
リピーター獲得すると、具体的に以下のようなメリットがあります。
メリット1 顧客獲得コストの削減
新規顧客を獲得するには、リピーター獲得の5倍のコストがかかると言われています。
既にブランドを認知しているリピーターは、マーケティングや広告のコストを抑えやすくすることが可能なため、施策を実施しやすくなります。
メリット2 継続的な利益の創出
リピーターが増えると、商品やサービスの継続購入者も増加します。
これにより、新規顧客の獲得に注力するよりも、リピーターを維持する方が売上拡大に効率的に繋がります。
メリット3 プロモーション効果の維持
既存顧客が満足度の高い体験をすることで、口コミが自然に発生し、新規顧客の獲得に繋がる可能性も高まります。
特に、SNSやレビューサイトでのポジティブなフィードバックは新規顧客への影響も大きく、新規顧客の獲得コスト削減にも寄与します。
ここまで、売上向上にリピーター獲得が重要である理由をお伝えしてきました。
ここからは、実際にどのようにリピーターを獲得していくのか、お伝えしていきます!
LINEでリピーター獲得する方法!〜まずは無料!OAM編〜
リピーターを獲得する際の重要なポイントは以下の4つとなります。
①顧客ニーズを把握する
②特別感のある施策を実施する
③顧客との接点を継続的に持つ
④取得したデータを次の施策に活かす
このようなステップにおいて有効的な手段が「LINE公式アカウント」です。
LINE公式アカウントを活用するメリットは以下の記事で紹介しておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。
➢企業が「LINE公式アカウント」を使う3つのメリットとは
では具体的に無料(※一部有料プランあり)でできる、LINE公式アカウントの機能をご紹介します。
①顧客ニーズを把握する
・リサーチ機能
顧客の好みや期待するサービスを理解するために、顧客のニーズや興味を直接把握することが可能です。
※参考:LINEキャンバス「リサーチ」
②特別感のある施策を実施する
・クーポン機能
「誕生日クーポン」などのパーソナライズされたクーポンを配布することで、顧客に特別感を与え、リピート購入を促すことができます。
※参考:LINEキャンバス「クーポン」
③顧客との接点を継続的に持つ
・ステップ配信
登録後一定のタイミングで自動的にメッセージを送信し、顧客との接点を維持できます。
これにより、顧客に定期的に情報を提供し、購買意欲を引き出しやすくなります。
さらに、企業側にとっては、毎回メッセージを手動で設定する手間が省けるため、業務の効率化にも役立つ機能といえるでしょう。
④取得したデータを次の施策に活かす
以下のデータは基本機能として確認できるため、配信内容や頻度が顧客に受け入れられているか・顧客から関心が持たれやすいコンテンツなどを分析することが可能です。
このようにLINE公式アカウントの無料機能を活用してリピーターを獲得することはもちろん可能です。しかしながら、無料の範囲ではロイヤリティの向上やデータの活用に限界があります。
そこで次章では、LINEのMessaging APIを活用してより効果的にリピーターを獲得する方法をご紹介します。
LINEでリピーター獲得する方法!〜 ステップアップ!API活用編〜
ここからは、LINEが提供しているオプションサービスの1つであるMessaging APIの機能を活用して、より精度高くリピーターを獲得する方法をご紹介します。
Messaging APIを活用すると、伝えたい情報をより伝わりやすい形で、届けたいユーザーに配信できるようになります。詳しい説明は以下の記事をご覧ください。
➢LINE公式アカウント活用の幅を広げるMessaging APIとは?
①顧客ニーズを把握する
・流入経路計測:友だち追加経路ごとに計測
・ブラウザ型アンケート:属性データや細かい趣味嗜好データなどを収集
・対話型アンケート:少ない選択肢でライトな興味関心データを収集
顧客情報や意見を収集できる手法を増やし、より詳細なニーズを理解することで、購買意欲の高い顧客層=リピーターをターゲットにした施策を展開しやすくなります。
②特別感のある施策を実施する
・診断コンテンツの実施
個別に診断結果を提供するコンテンツを実施することで、顧客にパーソナライズされた提案や特典を提供します。
これにより、顧客は自分に合った情報を受け取ることができ、特別感を感じやすくなります。
・リッチメニューのタブ切り替え機能
会員・リピーター限定のコンテンツやお得情報などをアピールすることでリピートする価値を醸成することができます。
③顧客との接点を継続的に持つ
・マイレージ機能
企業のLINE公式アカウントでポイントを貯めてロイヤリティランクを付与していくキャンペーンを行うことで、LINEをCRM基盤として活用することが可能になります。
インセンティブはLINEポイントの付与や抽選、自社製品プレゼント等施策ごとにカスタマイズすることが可能です。
顧客が継続的に企業と関係を持つきっかけとなり、リピーターとしての活動を促進します。
④取得したデータを次の施策に活かす
以下のデータは、API機能を通じて取得可能です。
無料機能と比較すると複合的なデータを活用できることがわかりますね!
ID連携を行い、顧客データとLINEのユーザーIDを突合させる方法は最近の主流となりつつあります。
※参考:LINE Developers「ユーザーIDを取得する」
またオフラインでの購買データの活用を諦めている企業もいらっしゃるかと思いますが、実はPOSのデータとLINEの連携も実現可能です。
さらにはECサイトを保有する企業は、顧客別にサイト閲覧履歴に沿ったメッセージ配信をすることも可能になり、再購入検討に繋がるでしょう。
このように①〜④のポイントを意識してLINE公式アカウントのAPIを活用すると、顧客のニーズを深く理解することができ、リピーターを効率的に獲得しやすくなります。
リピーターを獲得することで冒頭に述べたように、持続的な売上の増加が期待できるでしょう。
さいごに ~LINE内外のデータも活用して売上を伸ばそう~
いかがでしたでしょうか?
企業のマーケティング課題である“売上向上”には、リピーター獲得が重要であり、その手段としてLINE公式アカウントが有効であることを紹介しました!
またMessaging APIを導入することで、より効果的にリピーターを獲得しやすくなることもお伝えいたしました。
Messaging APIをお探しの方には、メッセージ管理ソリューション「DialogOne®」がおすすめです。
リピーター獲得にとどまらず、LINE公式アカウントの活用の幅を広げていきたい方にもおすすめです!
Hakuhodo DY ONEではMessaging API対応ソリューション「DialogOne®」を提供しています。
またトーチライト社と連携し、企業のLINE公式アカウント運用を支援する「SNS運用コンサルティングサービス」を提供しています。
LINE公式アカウントの開設サポートから運用の戦略設計まで、一気通貫で対応していますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
※本記事はトーチライト運営の「TeLAS」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。