購買意欲の高い主婦層に効率的にアプローチする「Shufoo!ターゲティング」とは?

 2018.11.27  株式会社Hakuhodo DY ONE

今回は10月にプレスリリースしました、DACで開発・提供しているDMPAudienceOne®」と凸版印刷のShufoo!DMPとの連携について、です。この連携により「Shufoo!」ユーザーの特徴でもある主婦層や乳幼児を抱える子育て層への効率的なアプローチが可能になりました。本エントリーではShufoo!DMPについてと、その活用方法をユースケースを交えながらご紹介します。

Shufoo!DMPとは

Shufoo!DMPは、凸版印刷が運営する電子チラシサービス「Shufoo!」の利用ログを蓄積したプラットフォームです。「Shufoo!」は月間約1,100万人が利用しており、全国約11万店舗からのお得情報を郵便番号単位でエリアセグメント化してユーザーに配信しています。ユーザーの7割は女性で、特に乳幼児・未就学児を持つ30~40代の子育て層に多く利用されています。またサービスの特性上、広告を自発的に閲覧している購買意欲の高いユーザーが多いことも特徴です。

Shufoo!DMPは、「Shufoo!」における利用ユーザー毎の利用ログを蓄積・分析した日常購買行動圏や閲覧店舗カテゴリなどのデータを保持しているため、そのデータを活用することで、購買意欲の高い主婦を効率的にターゲティングするのに最適なセグメントを用意することができます。また、「Shufoo!」ユーザーの約7割が新聞を購読していないとされるため、チラシの補完としてデジタル広告を配信する場合にも効果を発揮します。

Shufoo!DMPとの連携で可能になったこと

① 主婦へのターゲティングが明確に

これまで主婦層にアプローチする場合には、予め「主婦像」を仮説的に定義した上で
セグメント設計やメディア選定を行う必要がありました(下図参照)。しかしデモグラフィックデータや興味関心データを活用する場合は、データを掛け合わせると配信ボリュームが減少してしまう、アンケートパネルデータを活用する場合は拡張して配信しなければならず、主婦層に配信出来ているのかが不明確であるなどのデメリットがありました。

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Shufoo!DMPは主婦層や子育て層の含有率が高いだけでなく、ボリュームの観点でも月間1,100万人もの利用者データを保持しています。このデータを活用することによって、主婦層の定義付けや、リサーチパネルを活用した際の拡張をせずとも十分な配信量が見込めます。
さらに、図のように「スーパー」や「ドラッグストア」などの日用品販売店のチラシを普段見ている層や、「家具」の販売店や「家電店」のチラシを見ていて購入を検討していると考えられる層などチラシの閲覧傾向に基づいたセグメントが用意されており、マーケティング施策に活用することが可能です。

② 郵便番号粒度で、主婦層や子育て層にアプローチが可能

応用的な活用方法として、Shufoo!DMPのデータをAudienceOne®の高精度位置情報データと掛け合わせて利用することが可能です。具体的には、AudienceOne®のプランニング画面から店舗商圏を設定することで、商圏内の主婦層や子育て層に郵便番号粒度でピンポイントに広告配信することが可能になります。高精度位置情報を活用したターゲティングについては過去掲載のブログ記事をご参照ください。

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想定されるユースケース

▼自動車系クライアント:ファミリー向け乗用車のブランディング施策

未就学児から小学生程度の子供を抱える親をターゲットとするファミリー向け乗用車のブランディング施策では、主婦層や子育て層に対して広くアプローチすることが求められます。そこで、主婦層や乳幼児の子育て層の利用者が多い「Shufoo!」のデータを活用することで「主婦層」や「子育て層」を性年代や家族構成のデータで仮説的に定義することなくアプローチすることが可能です。

▼小売・流通系クライアント:店舗誘導施策

小売・流通系のクライアントは、新聞の折込チラシなどオフラインの媒体を活用してセールの告知や店舗の誘導を行うことが多いかと思います。一方で、新聞をウェブ上で購読している層や、そもそも新聞を購読していない層にはアプローチできないというデメリットがあります。

そこで「Shufoo!」のデータを活用することにより、折込チラシのデメリットを一部補うことが可能になります。前述(※「1.Shufoo!DMPとは」で記載)の通り、「Shufoo!」ユーザーの約7割が新聞を購読していないとされています。そのデータを活用することで、新聞を購読していない主婦層・子育て層のマーケット全体を対象にするものではないものの、「Shufoo!」のユーザーかつ新聞を購読していないであろうユーザーへもアプローチをすることが可能です。また、AudienceOne®が持つ高精度位置情報(ユーザーの推定居住地郵便番号データ)と掛け合わせることで、「店舗周辺を居住地とし、かつお得情報への感度が高いユーザー」へのピンポイントな店舗訴求をオンライン上で行うことができます。

まとめ

今回のShufoo!DMPとの連携により、「Shufoo!」ユーザーの特徴でもある主婦層や乳幼児を抱える子育て層への効率的なアプローチが可能になりました。Shufoo!DMPのデータはユースケースで紹介した業界に限らず、子供向けやファミリー向けの商材の訴求、更には自治体の施策の告知まで業界を問わずに幅広く活用できるデータですので是非一度お試しください。

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