AudienceOne®では、定期的に機能アップデートや新機能のリリースを行っています。今回は2019年9月以降にアップデートや新規リリースを行った機能のうち、いくつかをピックアップしてご紹介します。
外部プラットフォーム連携先追加①_Criteo
「AudienceOne®」において、インターネット上のオープンな広告プラットフォームを提供する Criteoの広告配信ソリューションと連携を開始しました。これによりCriteoでの配信に際して「AudienceOne®」が持つオーディエンスデータを活用し、フルファネルへ対応したダイナミック広告キャンペーンを効果的に実施することが可能になります。
Criteoによる広告配信では、CriteoのAIエンジンが行う機械学習により配信先を決定し、AIエンジンが最適と判断したユーザーに対して広告配信します。
今回の「AudienceOne®」との連携により、「AudienceOne®」が保有するデータを活用し、より細密なエリアの制御や、属性、趣味嗜好、購買行動等のデータを踏まえた動的なディスプレイ広告の配信が行えるようになりました。これによって、潜在層への柔軟なターゲティングを実現します。例えば、「広告主の商材と同じカテゴリに関心があると推定されるユーザー」、「広告主の商品購入者に類似するユーザー」、「広告主の商品購入率が高い地域に住むユーザー」など、さまざまな潜在層に対し、広告配信を通したアプローチが可能になります。
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外部プラットフォーム連携先追加②_TikTok Ads
「AudienceOne®」において、「TikTok Ads」と連携を開始しました。これにより「TikTok Ads」での広告配信に際して「AudienceOne®」が持つオーディエンスデータを活用し、ターゲットユーザーにあわせた細やかなコミュニケーション施策を実施することが可能になります。
「TikTok Ads」は、ショートムービーアプリ「TikTok」をはじめとした数々のプラットフォームやアプリに向けて、目的やターゲットに合わせて最適化した広告を配信することが可能な広告配信プラットフォームです。
今回の連携により、「TikTok Ads」での広告配信において、「AudienceOne®」が保有する詳細な年齢などの属性データや興味関心データ、「AudienceOne®」パートナー企業から提供された学生、子育て中などのライフステージデータや、食品、アパレル、化粧品等に関する購買データ他を利用することができます。各ユーザーにあわせた柔軟で効果的な広告配信・運用が可能になるため、訴求したい製品・サービスの顕在ターゲット層のみならず、利用可能性のある潜在層へのアプローチを実現します。
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外部連携時のオーディエンスサイズ見積もり機能の追加
「オーディエンスサイズの見積もり機能」に、MarketOne®、Googleディスプレイ ネットワーク、Display & Video 360、Google Ad Manager、The Trade Desk、AmazonDSP、Yahoo!DMP、TikTok Adsが追加されました。「オーディエンスサイズの見積もり機能」を利用すると、セグメント毎に各プラットフォームの連携オーディエンスサイズを確認できます。
灰色のバーは「AudienceOne®セグメントのオーディエンスサイズ」を示し、オレンジ色のバーは「各プラットフォームに連携した場合のオーディエンスサイズ」を示しています。オレンジ色のバー上にある赤色と灰色の丸は、オーディエンスサイズの最大(赤色)と最小(灰色)を示しています。また、オーディエンスサイズの最大値と最小値は、連携先名称の下に数字でも示しています。
現在、見積もりが可能なプラットフォームは、以下の通りです。(2020年2月時点)
■ウェブセグメント- MarketOne®
- Twitter Ads
- Googleディスプレイ ネットワーク
- Display & Video 360
- Google Ad Manager
- Amazon DSP
- Yahoo!DMP
- The Trade Desk
- MarketOne®
- LINE Ads
- Twitter Ads
- TikTok Ads
- Googleディスプレイ ネットワーク
- Display & Video 360
- Google Ad Manager
- The Trade Desk
「外部連携先選択」に表示されるプラットフォームの追加
外部連携設定メニュー「新規連携先登録」の「外部連携先選択」画面にTikTok Ads、Googleディスプレイ ネットワーク、Display & Video 360、Google Ad Manager、AmazonDSP、The Trade Desk、Adobe Audience Manager、Yahoo!DMPを追加しました。
今回のリリースにより、TikTok Ads 、Display & Video 360、AmazonDSP、The Trade Deskは、お客様自身で連携設定が可能となります。Googleディスプレイ ネットワーク、Google Ad Manager、Adobe Audience Manager、Yahoo!DMPはお客様自身で連携設定が可能になるよう対応中ですので、連携をご希望の場合は、AudienceOne®の画面に表示されるダイアログよりお問い合わせください。
興味関心レポートの過去レポート閲覧機能
プランニングタブの「オーディエンス」メニューから、過去の時点における興味関心レポートが閲覧可能となりました。
これまでは現時点での興味関心レポートだけを確認できましたが、"7日前時点の興味関心レポート"というような、過去にさかのぼってレポートを閲覧できることで、興味関心の変遷を調査することが可能になりました。
ウェブセグメント、アプリセグメント、カテゴリ、イベント、キーワードグループは、直近180日分が閲覧可能で、広告配信結果は、直近7日分が閲覧可能です。過去レポートを閲覧したい場合には、画面右上にあるカレンダーアイコンから、閲覧したい日付を選択してください。
MarketOne® VASTイベントレポート/セグメンテーション機能追加
MarketOne®で配信した動画広告について、測定指標規格「VAST」に準拠したクリエイティブの配信ログをもとにしたイベントを選択できるようになりました。動画広告特有の測定指標に対応した配信レポートと、レポート結果を用いたセグメンテーションが設定できます。プランニングタブ「広告配信結果」の「イベント」の選択項目に表示されます。
■VASTイベントで選択可能イベントは、以下の5種類- start(視聴開始)
- first Quartile(25%再生)
- mid point(50%再生)
- thire Quartile(75%再生)
- Complete(視聴完了)
推定デモグラフィックデータ ウェブ/アプリセグメントの項目を共通化
ウェブ/アプリセグメントの推定デモグラフィックデータ項目を共通化しました。
これまでウェブセグメントまたはアプリセグメントのどちらかでしか利用できなかった項目を双方に追加したことで、どちらのセグメントでも見積もりやセグメント作成の際に、利用することが可能となりました。ウェブセグメントには子供の有無に「子供なし/あり」項目を追加、アプリセグメントには子供の有無に「詳細項目」の他、職業、購買志向を追加しました。
まとめ
今回は、2019年9月~2020年1月にリリースした6つの機能リリースについてお知らせしました。
ご紹介した機能についての不明点や質問、その他AudienceOne®に関するご質問はこちらよりお問い合わせください。