こんにちは!
Hakuhodo DY ONEのコマースDX横断対応組織「CROSS COMMERCE Studio」です。
前回ブログでは、Amazonの影響力とメディアとしての魅力についてお伝えしました。
後編となる今回は、Amazonをメディアとしてどうマーケティングに活用できるか?をテーマに、Amazonが持つデータの魅力とその活用方法をお伝えしていきます。
ぜひ最後までご覧ください!
Amazonが持つデータ
国内最大級のECモールAmazonでは、膨大な購買データ(商品購買・閲覧履歴)を保有しており、このデータをマーケティングに活用できることが一番の強みと言えるでしょう。
Amazonで活用できるデータは大きく分けて3種類あります。
ECサイトAmazonでユーザーが商品を閲覧/購買した履歴データ。
Amazonの商品カテゴリーに基づいたセグメント(ホットカスタマーセグメント)や、ユーザーを傾向に分けてペルソナ化したセグメント(ライフスタイルセグメント)などがある。
②Amazonサービスデータ
後述のECサイト以外で使えるAmazonのサイト/サービスにおけるユーザーの利用データ。
③AMCデータ
Amazon広告の分析ソリューションであるAmazon Marketing Cloud(AMC)が保持するデータ 過去の広告配信結果を元にセグメントを作成可能
※参考ブログ記事:【詳細解説】AmazonDSPの新常識:AMC Audiencesとは?
これらはどれも1st PartyデータとしてAmazonが独自に保持するデータであり、Amazonで販売されている商品はもちろん、自動車や保険などAmazonで取り扱いのない商材のマーケティングにも大いに活用できます。
※生命保険会社がAmazonデータを使う例:
Amazonでベビー用品を購入しているユーザー(=最近子供が生まれたユーザー)に生命保険の商品を訴求するなど
Amazon広告一覧
Amazonデータをマーケティングに活用する方法として、まず初めに挙げられるのがAmazon広告の実施です。
Amazon広告メニューは豊富にあり、どの購買ファネルにいるユーザーに訴求したいかにあわせて使い分け/組み合わせができます。
各広告メニューの仕様や強みなど詳細はまた別の記事でご紹介しますが、今回はAmazon広告メニューが豊富にあるということだけ知っておいていただければと思います。
参考ブログ記事
➢【Amazon広告基本編】AmazonDSPの全てが丸わかり!
➢【Amazon広告基本編】Amazonスポンサー広告まとめ 広告メニューの特徴と活用メリットを徹底解説!
ECモール以外で使えるAmazonのサイト/サービス
AmazonはECモール以外にも複数のサイト/サービスを展開しています。
それらのデータもまたマーケティング(広告)に活用でき、広告の掲載面としても活用されています。
Fire TV
HDMI端子に接続する外付けの「Fire TV Stick」と、「Fire OS 内臓TV」から、VODサービスを楽しむ際の玄関口となるFire TV。月間アクティブデバイス数1,000万台を超え、日本のテレビ向けOS市場シェアでもトップを獲得しており、ユーザーリーチを考える上で欠かせないチャネルとなっています。
Prime video
Prime会員向けの人気の映画やテレビ番組などの見放題サービスであるPrime video。日本には推定1460万人のPrime会員がおり、日々非常に多くのユーザーに利用されています。25年春から「Prime video Ads」がローンチされることも決まり、新たなマーケティングプラットフォームとして企業からの注目が集まっています。追加料金を払うと広告なしのプランへ変更ができるという仕組みを取るため、このまま通常プランを継続するユーザーが多く、同じく広告配信を開始したNetflixと比較して広告在庫が多くなることが予想されています。(Netflixは通常プランでは広告がなく、ディスカウントプランに広告が配信されるためそのまま広告なしプランを継続するユーザーが多かった)
Twitch
Amazonが運営するライブ配信プラットフォームであるTwitch。 ゲームや雑談、音楽など様々なジャンルのコンテンツが配信されており、Z世代に強いメディアとして注目されています。 ゲームコンテンツに強いこともあり、特に若年男性ユーザーが多く、20-34歳(MF1層)の 約3人に1人がTwitchを視聴しています。 Twitchは動画配信市場、ライブ配信市場の伸びとともに成長を続け、現在月間アクティブユーザー1,120万人にものぼります。 配信者(Twitchインフルエンサー)とユーザー、ユーザー同士のつながりがコミュニティとなっており、コミュニティ内の情報が好意的に受け入れられる傾向にあるため、マーケティング効果も高いメディアといえます。
まとめ
Amazonが持つデータの魅力、Amazonのマーケティングでの活用方法について、わかっていただけましたでしょうか?
国内最大級のECモール・Amazonが持つ膨大なデータや、Amazonが展開する他サービス(FireTV・Primevideo・Twitch)のデータを活用した広告配信が可能です。
次回以降はAmazon広告の各メニューをさらに深ぼってご紹介していきます。
ぜひそちらもご覧いただけますと幸いです。
■CROSS COMMERCE Studioについて
Hakuhodo DY ONEの「CROSS COMMERCE Studio」は、ECモール、自社EC、ソーシャルコマースに関する既存のサービス、ツール、ソリューションを1つに統合し、eコマース領域を横断的かつシームレスに支援する体制。
施策管理・進行および、各個別領域を横断したシームレスな形でのコンサルティング、ツール・制作機能を提供し、企業のeコマース領域におけるマーケティング活動の最適化支援を行います。